出版社内容情報
革命と戦争の20世紀を生き抜いた97年の激動の人生。新資料や豊富な図版を駆使し、画家の知られざる実像に迫る決定評伝。
内容説明
「愛と幻想の画家」の裏側に隠された真実。ユダヤ、ロシア、フランスの文化の狭間で、革命と戦争の20世紀を生き抜いた97年の激動の人生。遺族や旧ソ連からの新資料、豊富な図版を駆使し、画家の知られざる実像に迫る決定評伝。カラー口絵32ページ、本文図版160点。
目次
第1部 ロシア(わが哀しくも喜ばしき町―ヴィテブスク 一八八七‐一九〇六;禁断の都―サンクトペテルブルク 一九〇七‐一九〇八;テアとベラ―ヴィテブスクとサンクトペテルブルク 一九〇八‐一九〇九;レオン・バクスト―サンクトペテルブルク 一九〇九‐一九一一;「超自然的!」―パリ 一九一一‐一九一二;ラ・リューシュ―パリ 一九一二‐一九一四;結婚生活―ヴィテブスク 一九一四‐一九一七;シャガール委員とマレーヴィチ同志―ヴィテブスクとモスクワ 一九一七‐一九二二)
第2部 追放(死せる魂―ベルリンとパリ 一九二二‐一九二四;光輝と自由―パリ 一九二四‐一九二七;預言者たち―パリ 一九二八‐一九三三;さまよえるユダヤ人―パリとゴルド 一九三四‐一九四一;アメリカ―ニューヨーク 一九四一‐一九四八;ヨーロッパへの帰還―オルジュヴァルとヴァンス 一九四八‐一九五二;大きな壁の十余年―ヴァンスとサン・ポール;「わたしは優れた画家だったろう?」―サン・ポール 一九七一‐一九八五)
著者等紹介
ヴォルシュレガー,ジャッキー[ヴォルシュレガー,ジャッキー] [Wullschlager,Jackie]
1962年生まれ。オックスフォード大学ユニヴァーシティ・コレッジ卒業。文芸・美術評論家。学究的な精確さ、ジャーナリストの問題意識、批評家の洞察力を兼ね備えた優れた評論には定評がある。1986年以来、英国の高級紙フィナンシャル・タイムズ紙の記者として活躍し、現在、同紙の主席美術評論家。『シャガール―愛と追放』は2009年、英国のスピアズ・ブック・アワードを評伝部門で受賞。夫と三人の子どもとともにロンドン在住
安達まみ[アダチマミ]
1956年生まれ。東京大学大学院修了。現在、聖心女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 青蛇の赤い月【タテヨミ】第80話 pi…