出版社内容情報
空襲、厳寒、カニバリズム、死の恐怖に、市民はいかに立ち向かったのか。新史料と生存者への取材で真相を明かす。
【著者紹介】
ブリストル大学で歴史博士号(軍事史専攻)を取得後、サウスウェスト・イングランド大学、グラスゴー大学、ウィンチェスター・カレッジで教鞭を執った。英国史学会会員フェローで、現在は作家、メディアの歴史コンサルタント、歴史プレゼンター。
内容説明
ヒトラーの包囲攻撃に耐えた900日、市民の犠牲者100万人の内、餓死者80万人。ナチス・ドイツの残忍な「人体実験場」と化した大都市が苦悶に喘ぐ。空襲、厳寒、カニバリズム、死の恐怖に、市民はいかに立ち向かったのか。新史料と生存者への取材により、「英雄と悲劇の物語」の真相に迫る。
目次
「ほぼ科学的な方法」―ドイツ軍の進撃
「赤軍随一の能なし」―レニングラード防衛の試み
死の影―一般市民の試練の始まり
締まる首縄―封鎖打破の企ての失敗
エレーナの写生帳―忍び寄る恐怖
堕ろし屋―大量餓死の始まり
黒のベレー帽―統制力を失う市当局
「生の道」―希望を持ち続けること
交響曲第七番―生き残る意志を見出す
イスクラ作戦―封鎖に穴を開ける
何が必要だったのか―封鎖の打破から完全解除へ
著者等紹介
ジョーンズ,マイケル[ジョーンズ,マイケル][Jones,Michael]
ブリストル大学で歴史博士号(軍事史専攻)を取得後、サウスウェスト・イングランド大学、グラスゴー大学、ウィンチェスター・カレッジで教鞭を執った。英国史学会会員フェローで、現在は作家。近年は、第二次世界大戦東部戦線戦跡ツアーの案内役も務めている。1992年の処女作The Kings’Mather:Lady Margaret Beaufort,Countess of Richmond and Derby(『王の母―レディー・マーガレット・ボーフォート』)は英国史学会ホイットフィールド賞の最終候補になった
松本幸重[マツモトユキシゲ]
1939年生。東京外国語大学ロシア語科卒。旧ソ連大使館広報部勤務を経て、現在、翻訳業(ロシア語と英語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えちぜんや よーた
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
ののまる
BLACK無糖好き
勝浩1958