内容説明
海と火山に囲まれた小さな島を舞台に「奇妙な冒険」が物語られる、ブラック・ファンタジー群像劇。
著者等紹介
ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ケラリーノサンドロヴィッチ]
1963年東京生。横浜映画専門学院(現・日本映画学校)卒。ナイロン100℃主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ざわざわ文庫
2
あの長ゼリフを改めて噛み締めたくて戯曲を買ったというのに、まさか載ってないとは(ショックを隠しきれない)ケラさんver.には無かったんですね。そしてはしょった形のケラさんver.が本になってるのですね・・・。蜷川演出ver.と賛否両論あるようですが私は蜷川ver.しか観てないけどそれがとても素晴らしかったので、ケラさんver.も観ておけばよかったと後悔してます。演出の仕方で本の台詞がなくなったり主要キャラクターが変わったりそんなに表現が変わるなんて、戯曲ってなんて無限で素晴らしいものなのかと思う。2013/03/25
ななこ
2
ケラ版観てから蜷川版観るまでの思い出し用に読みました。舞台観て、一つのお話を、別の芸術家がそれぞれに立体化すると、こんなにも違うのか!とびっくり。楽しかった。変わっていたところ、削られていたところが分かるのは戯曲読む醍醐味。お話的には、重厚でねちっこい文章で長い長い小説にしたら面白いかも、と思った。個人的には三姉妹のキャラクターが掴みにくかったので、彼女たちの内心をみっちり書いたものが読みたい。サイン本でした。2013/01/28
STAR
1
新しい感じのほんでおもしろかった!
sken
1
……何十年ぶりに戯曲を読んだんだろ? ト書きと台詞で構成される戯曲は自分の頭の中で物語を再構築することになるんで、久々に脳みそを使って読んだ気がします。でも面白かったぁ。コンだけのモノを作ることができるケラが、もっと音楽を続けていれば、どんなコトになったのかとか、無駄なことを考えてしまいます。久々に「バイバイ」が聴きたくなりましたぃ♪2013/02/11
帽子屋
0
スルッと読めちゃった戯曲本。時折、この人誰だっけて人物紹介を見ちゃう。前半のトービアスが可愛いかった、毛皮のマフラー埋めたのとかも。カラマーゾフ読んだことあるけどガブリエル・ガルシア・マルケス知らないんだよね。他の作品も読んでみたいな。DVD見たくもなりました。2016/04/30