出版社内容情報
大衆的な大統領、西への膨張、はやくも顕在化した人種問題。すべてが極端なアメリカで、トクヴィルは何を見たのか?
【著者紹介】
1941年比マニラで米国聖公会宣教師の子として生まれる。イェール大を卒業したのち、ケンブリッジ大トリニティ・カレッジに留学。その後、プリンストン大で博士号を取得した。1989年にハーヴァード大に着任し、現在、ハーヴァード大名誉教授。本書のほか、ルソーの伝記Jean-Jacques Rousseauで、全米図書賞の最終候補となった。
内容説明
初めての大衆的な大統領ジャクソンの治世、西へと膨張を続ける一方、はやくも人種問題が顕在化して分裂の兆候を示すアメリカ。1831年、この地を旅したトクヴィルは何を見たのか?デモクラシーを生きるためのアメリカという実験。
目次
トクヴィルの来歴
第一印象―ニューヨーク市
「すべてが新しい世界の証明である」
森のロマンス
ボストン―精神の状態としてのデモクラシー
フィラデルフィア―寛容の精神、結社の伝統、禁獄の実情
「西部」のデモクラシー
ニューオリンズを目指して
馬車で南部を往く
期待はずれの首都
名著の完成
アフター・アメリカ
著者等紹介
ダムロッシュ,レオ[ダムロッシュ,レオ][Damrosch,Leo]
1941年比マニラで米国聖公会宣教師の子として生まれる。幼少期をフィリピンで過ごし、1950年に家族とともに米メーン州へ。イェール大を卒業したのち、英政府マーシャル奨学生としてケンブリッジ大トリニティ・カレッジに留学。その後、プリンストン大で博士号を取得した。1989年にハーヴァード大に着任し、現在、ハーヴァード大名誉教授。ルソーの伝記Jean‐Jacques Rousseauで全米図書賞の最終候補となった
永井大輔[ナガイダイスケ]
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。2003年から05年まで英オックスフォード大学に留学。現在、法政大学および武蔵大学兼任講師。専門は十九世紀アイルランド史
高山裕二[タカヤマユウジ]
1979年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。現在、日本学術振興会特別研究員。専門は政治学・政治思想史。『トクヴィルの憂鬱』(白水社)で渋沢・クローデル賞、サントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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