イノシシ母ちゃんにドキドキ

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560082423
  • NDC分類 489.83
  • Cコード C0040

出版社内容情報

偏見に満ちたイノシシ観を一変させる痛快な観察報告。農産物被害の考え方についても付言。写真多数掲載。

【著者紹介】
国交省河川生態学術研究会研究員、大分県環境保全アドバイザー。キムラグモの研究で博士号取得。著書に「自然にドキドキ」「子どもたちの森」など。

内容説明

日本初、1年半にわたる野生のイノシシ一家との付き合いをユーモアたっぷりに活写。偏見に満ちたイノシシ観を一変させる痛快な生態観察報告。イノシシの子育て、家族としての行動、群れ同士の関係など「野生の群れの実態」をつぶさに描き、併せて農産物被害の考え方をも提言する。

目次

小僧迫の里山
イノシシという動物
出会いが嬉しい母仔の群れ
母仔のつながり
やってくる群れと母ちゃん
ウリンコ七匹、スリッパ軍団
ウリンコの躾と母ちゃんの子育て戦略
イノシシはゆったり動物
ウリンコの模様が消える
新しい家族の準備
イノシシの害は「有害」か
野生動物との共生を考える

著者等紹介

菊屋奈良義[キクヤナラヨシ]
1930年大分市生まれ。少年時代から、祖父母より動植物との付き合い方を教えられる。52年大分大学学芸学部生物学科中退。70年頃から自然環境保全活動に積極的にとりくみ、その精力的でユニークな活動ゆえに「九州に菊屋あり」の声を生むに至る。1996年横浜国立大学で、個体群生態学的保護にかんする研究により学位取得(工学博士)。近年は大分県の自然環境保全アドバイザーとして、自然環境の「賢明な利用」を提唱中。また大分野生生物研究センター理事長、国交省河川生態学術研究会研究員としても地域密着型の多様な研究にとりくんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いくっち@読書リハビリ中

2
九州大分の西部、小僧迫と呼ばれる谷部の孟宗竹林で出会った一匹の若雌イノシシ。2007年の出会いから3年、子供を連れて帰ってきたイノシシ母ちゃん。そこから腰を据えたイノシシとの付き合いの記録。2017/05/31

takao

0
野生のイノシシの記録2017/08/25

私的読書メモ3328

0
猪親子の観察記録。子育ての様子、それぞれに個性がある猪たち、子別れの儀式、連綿と続く生命の営み――非常に考えさせられるものがありました。方言による語りもなんとも味があっていいです。ただ、終盤の行政に対する批判と提案は、私としては首肯しかねるものが多かったですが、それはそれとして見過ごせない知見に富んでいると思いました。2015/08/17

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