出版社内容情報
飢えと処刑と密告が日常の「完全統制区域」(収容所)で生まれ育ち、そこから初めて脱北を果たした青年の驚愕の軌跡。
【著者紹介】
ジャーナリスト。1952年、米国ワシントン州生まれ。『ワシントン・ポスト』の特派員としてアフリカをはじめ、東欧、アジアなど、世界各国を取材した。1983~93年、ワルシャワ支局長を務めたのち、『ニューヨーク・タイムズ』を経て、『ワシントン・ポスト』東アジア総局長。現在はPBS『フロントライン』記者。
内容説明
収容所で生まれ育った脱北青年の凄絶な半生。過酷な労働と飢え、拷問、処刑、密告が日常の「完全統制区域」―。その内情を知る、世界でただ一人の脱北者シン・ドンヒョクの証言をもとに、収容所の驚くべき実態と奇跡的な脱出、そして脱北後の苦悩を、『ワシントン・ポスト』の元支局長が迫真の筆致で描く。
目次
「愛」なんて言葉は知らない
母の昼食を盗み食いする少年
学校生活
上流階級
脱走しようとした母
脱走しようとした母改訂版
このクソガキはどうしようもない
ネズミの穴にも陽の光
母の視線を避ける
反動分子のガキ〔ほか〕
著者等紹介
ハーデン,ブレイン[ハーデン,ブレイン][Harden,Blaine]
ジャーナリスト。1952年、米国ワシントン州生まれ。シラキュース大学大学院でジャーナリズムを専攻。『ワシントン・ポスト』の東アジア、東欧、サハラ以南アフリカなどの各支局長を歴任し、現在は米国PBSのドキュメンタリー番組『フロントライン』や英国『エコノミスト』のリポーターとして活躍
園部哲[ソノベサトシ]
翻訳家。一橋大学法学部卒業。ロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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