荒凡夫 一茶

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荒凡夫 一茶

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560082171
  • NDC分類 911.35
  • Cコード C0095

出版社内容情報

俳壇の重鎮が、青年期から一貫して自を支配していた「自由人」への憧れとこだわりを、初めて語り下ろす。

【著者紹介】
1919年埼玉県生まれ。東京大学卒。俳人。

内容説明

芭蕉に冷淡、蕪村は相手にせず、とことん一茶を追い続けた巨匠が、自由人としての魅力を語りつくす。

目次

プロローグ 私にとっての「荒凡夫」
第1章 「荒凡夫」にたどりつくまで
第2章 一茶と山頭火
第3章 「荒凡夫」一茶の生き方
第4章 「荒凡夫」と“生きもの感覚”
第5章 「荒凡夫」一茶と、芭蕉の「風雅の誠」
付章 “生きもの感覚”と私

著者等紹介

金子兜太[カネコトウタ]
1919年埼玉県比企郡小川町生まれ。東京帝国大学経済学部卒業後、日本銀行入行。トラック島への従軍等を経て終戦後復職。1962年同人誌「海程」創刊、主宰。1983年現代俳句協会会長、87年朝日新聞「朝日俳壇」選者、88年紫綬褒章、2005年日本芸術院会員、08年文化功労者、10年毎日芸術賞特別賞、菊池寛賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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新井徹

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自由で平凡な男、荒凡夫。山頭火の「漂泊」でも芭蕉の「定住」でもない生き方。憧れるが、実にむずかしい。煩悩、欲、本能のままに生きることが人間の幸せであり、「自由」だと著者は言う。「自由」と、他人様、社会に迷惑をかけずに生きる「平凡」の折り合いは、人間誰しもの悩みだろう。一茶の類い稀な“生きもの感覚”が一茶を荒凡夫足らしめたというのが著者の見立てだ。生活に役立たない季語は要らないという生活中心論や「天地大戯場」の境地、「やれ打な蠅が手をすり足をする」が決して慈悲の句ではないといった解釈に共感を持った。2012/08/04

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