台湾海峡一九四九

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  • サイズ B6判/ページ数 434p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560082164
  • NDC分類 222.407
  • Cコード C0036

出版社内容情報

時代に翻弄されてきた「外省人」と台湾人。“敗北者たち”の声に耳を傾け、彼らの原点を見つめ直す歴史ノンフィクション。

【著者紹介】
1952年台湾高雄県生まれ。作家、評論家。台北市文化局初代局長、国立清華大学教授を歴任、「龍應台文化基金」を設立。07年秋より香港大学で教鞭を執る。本書は台湾・香港で20万部のベストセラーとなったが、大陸中国では発禁。他の著書に『野火集』『百年の思索』『大海に向かい合うとき』『ただ見送るのみ』がある。

内容説明

人びとが下したささやかな決断と、それがもたらした壮絶な流浪の軌跡。台湾随一のベストセラー作家が満を持して放つ歴史ノンフィクション。

目次

第1章 手を離したきり二度と…―父と母の漂泊人生
第2章 弟よ、ここで袂を分かとう―少年たちの決断
第3章 私たちはこの縮図の上で大きくなった―名前に刻み込まれた歴史
第4章 軍服を脱げば善良な国民―包囲戦という日常
第5章 われわれは草鞋で行軍した―一九四五年、台湾人が出迎えた祖国軍
第6章 フォルモサの少年たち―捕虜収容所にいた台湾人日本兵
第7章 田村という日本兵―ニューギニアに残された日記、生き残った国民党軍兵士
第8章 じくじくと痛む傷―一九四九年の後遺症

著者等紹介

龍應台[リュウオウタイ]
作家、評論家。1952年、台湾高雄県生まれ。74年、成功大学外国語学部卒業。82年、カンザス州立大学で英米文学博士号取得。85年、『中国時報』紙上に掲載された評論が、戒厳令下の台湾社会で大きな反響を呼び、出版された『野火集』は台湾出版界空前のベストセラーとなった。その後も次々に話題作を発表。86~99年、スイスとドイツに滞在。99~2003年、台北市文化局初代局長。2005年7月、龍應台文化財団設立。新竹清華大学教授、香港大学教授を歴任

天野健太郎[アマノケンタロウ]
1971年、愛知県生まれ。三河人。京都府立大学文学部国中文専攻卒業。2000年より国立台湾師範大学国語中心、国立北京語言大学人文学院に留学。帰国後は中国語翻訳、会議通訳者。また、聞文堂LLC代表として台湾の書籍を日本に紹介している。ツイッターアカウントは「taiwan_about」。俳人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

220
台湾と名のつくものなら是非、と気軽に手に取ってしまったのだが。何度も胸が悪くなる思いをしながら、読了。戦争の歴史を読むのは初めてではなかったが、中国本土におけるそれを読むのは初めて。改めてこの歴史は繰り返してはいけない、と。...さておき、次回訪台の折にはタクシー運転手さんのお名前、かならずチェックしますです。2016/11/06

まーくん

90
著者は語る。「本書は文学であって、歴史書ではない。」確かに歴史的事実を俯瞰するのではなく、地上の目線で多くの人に会い、時代の波に翻弄された一人一人の歩んだ苦難の道を辿る。日本降伏後、時をおかずして始まった国共内戦。落ち延びる国民党軍とともに大陸から台湾に移った外省人の子として生まれ育った著者。自らも母となり、それまで深く気にも留めなかった両親の歩んだ道の困難に気づく。若き母、美君が故郷、浙江省淳安を後にするところから始まる物語は国共内戦時、多くの中国人が遭遇した多くの悲惨な歴史を束ねて1949年に至る。2019/12/11

Willie the Wildcat

66
列強の狭間、頼みの国民党も混乱と腐敗。戦中・戦後の心身的な暴力に身を晒し、多数の戦死傷者・抑留者となる。そして日々生きることに追われる一般市民。翻弄される人生を語る”証人”。戦後の定義も国で異なるばかりか、国民1人1人でも異なる現実。加えて、どの戦争を指すかにもよるかもしれない。祖父・父親で異なる戦後感が特に印象深い。父との再会は靖国神社・・・。戦争の齎す悲劇を振り返る視点も様々なれど、日本ももれなくその一端を担った事実を忘れてはいけないと感じる。2016/08/19

星落秋風五丈原

41
名前に台湾の「台」をつけた台湾出身の筆者は、兵役のある国の国籍を持つ息子に語るために、国民党軍、共産軍、日本人、先住民、アメリカ人に1945年から1949年にかけて中国に何があったかを問いかけた。その本が中国では発禁処分だ。なぜ世界第二位の大国はこの本を恐れるのか。国家機密に関わる重大な秘密を暴露しているわけではない。恐れるのは乱暴な徴兵を行ったことか、長春包囲戦か。軍備拡張を行う一方で、戦争となれば弱い者が真っ先に踏みつけにされる現実を、覆い隠そうとしているのか。ならば間違っているのは国のほうだ。2015/07/08

ばんだねいっぺい

35
 翻訳してくれた天野さんに感謝。1947年。弱者は、ただただいつもいつも歯を食いしばって泣き寝入り。嘆息するしかない。2016/12/03

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