農耕詩

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  • サイズ B6判/ページ数 430p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560081907
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

フランス革命、第二次世界大戦、スペイン市民戦争――三つの戦争をめぐる〈彼〉らが、二百年にわたり培われてゆく長篇小説。ノーベル文学賞受賞を決定づけた、ヌーヴォー・ロマンの最高傑作。

内容説明

フランス革命、第2次世界大戦、スペイン内戦―3つの戦争をめぐる“彼”らが、軍事と農事をめぐる魅惑のエクリチュールとして、200年にわたり培われてゆく。ノーベル文学賞受賞を決定づけた、ヌーヴォー・ロマンの最高傑作。

著者等紹介

シモン,クロード[シモン,クロード][Simon,Claude]
1913‐2005。フランスの作家。マダガスカル島タナナリーヴ生まれ。オックスフォードやケンブリッジ大学に通ったのち、絵画を学ぶ一方で、カフカ、ジョイス、フォークナー、コンラッド、プルーストを発見。1936年9月、スペイン内戦下のバルセロナに2週間ほど滞在して純粋な暴力に初めてふれる。CNT(全国労働者連合)アナキスト系のメンバーと連絡を保ち、武器輸送に協力。1939年8月、第2次世界大戦の竜騎兵連隊に伍長として召集され、ベルギーでの戦闘(というより撤退)に参加

芳川泰久[ヨシカワヤスヒサ]
1951年生まれ。1974年、早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。1981年、同大学院博士課程単位取得満期退学。東京工業大学助教授、日本女子大学教授を経て、早稲田大学文化構想学部教授。フランス文学者・文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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syaori

42
フランス革命に第二次大戦、スペイン内戦。それぞれ戦争に参加した3人の「彼」の体験が時と場所を越えて混じり合う第Ⅰ部が圧巻で、どれが誰の体験なのか判然としない描写は、大局から見れば人の営みなどいつの時代も変わらないのだと言われているよう。その中から徐々にそれぞれの彼が、その思いや葛藤が浮かび上がり、最後に残るのは人がその営みを記録し持続させてゆく、たゆまぬ仕事の強さ。この毎年規則正しく大地を耕すのにも似た営みは、大きな〈歴史〉の中に埋もれてしまうものなのかもしれませんが、何か偉大なものとして胸に迫りました。2018/05/18

キョウラン

6
フランス革命、第二次世界大戦、スペイン市民戦争──三つの戦争をめぐる〈彼〉らが、二百年にわたり培われてゆく長篇小説。ノーベル文学賞受賞を決定づけた、ヌーヴォー・ロマンの最高傑作という触れ込みですけどなかなか骨の折れる小説であったwでもなかなか面白くじっくり腰を据えてもう1回読んでみようかしらんw傑作ですね、たぶんこれはw2012/03/08

彩菜

4
「不自然なことによるのでなかったらどうして自然にその秘密を手放すよう強いることができようか」というニーチェの言葉のように、一人の男が自分に流れる反自然的な罪の血(観念的意味だが自分の先祖にあたる将軍の犯した兄弟殺し)を知るのと引き換えに自然からの慰めを得る、という話なんではないかなあ。その慰めとは季節毎、一年毎、周期的に農事に戻る将軍の姿が戦場で見た若葉の抑えきれない再生と季節のめぐりに重なった事、人が自然という一つの根源的生の中にあるという予感で、これが戦争という死の只中にいた男の慰めになったと思うんだ2018/08/01

メトロン星人

3
読んだ!読むこと自体が楽しい小説だと思うのだけど、僕の読解力と記憶力のなさとヨーロッパの歴史や地名に無知なのが問題。2017/01/30

あかふく

3
クロード・シモンがノーベル文学賞を受賞する契機となったらしい本。3人の「彼」が明確に区別されることなく、ひと段落の中で目まぐるしく主語となり変わっていく。ひじょうに面白かったのは第Ⅳ部での主人公O.についての部分で、彼が軍にいるジャーナリストであるという関係から開高健をほうふつとさせていたところ。そして、訳者が指摘するように、この小説が「書くこと」への明確な意識を持っているとするならば、それはやはり開高の自意識ともつながってくるのかもしれない。2012/08/06

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