出版社内容情報
世代的共感を抱いていたラジオドラマ「鐘の鳴る丘」は、占領軍の指示で制作されたものだと知った文芸評論家が、アメリカ“占領”の意味を、自らの生き方と戦後文学に探る力作。
内容説明
昭和20年代に人気を博したラジオドラマ「鐘の鳴る丘」。この戦災孤児たちの物語は、占領軍の指示でつくられたものだった―「鐘の鳴る丘」への長年の親しみは幻影だったと気づいた文芸評論家が、現代につながるアメリカ占領の意味を、自らの半生と戦後文学に探る力作。
目次
はじめに―「鐘の鳴る丘」世代の弁
1 廃墟と占領
2 占領軍と日本の女性たち
3 ニッポンとオキナワ
4 内と外のアメリカ
おわりに―「鐘の鳴る丘」世代の現在
著者等紹介
勝又浩[カツマタヒロシ]
昭和13年、神奈川県横浜市生まれ。法政大学大学院博士課程修了。文芸評論家。法政大学名誉教授。平成16年『中島敦の遍歴』(筑摩書房)でやまなし文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 演習簿記論