出版社内容情報
ソ連と英国に生き別れた婚約者たちが起こした奇跡とは? 独裁国家の戦争、粛清、崩壊を力強く乗り越えた、胸に迫る「家族史」。ロシア版『ワイルド・スワン』と激賞された傑作!
内容説明
冷戦下、過酷な運命に翻弄され、英国とソ連に離ればなれになった両親の足跡と、「家族三世代の愛と闘い」をたどる長い旅。ロシア版『ワイルド・スワン』と激賞された、感涙の傑作ノンフィクション。
目次
最後の日
「常人ではなく巨人を!」
ある党幹部の死
逮捕
監獄
戦争
ミラ
マーヴィン
KGBと飲む
愛
ミラとメルヴィーシャ
異なる惑星で
脱出
危機
著者等紹介
マシューズ,オーウェン[マシューズ,オーウェン][Matthews,Owen]
ロンドンに生まれ、幼年時代の一時期は米国に滞在。英オックスフォード大学で近代史を学んだ後、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ内戦を取材し、これを機にジャーナリズムの世界に入る。ソ連崩壊後の1995年、モスクワの英字紙『モスクワ・タイムズ』の記者となり、エリツィン政権下の第一次チェチェン戦争をはじめ、新生ロシアの実情を取材する。1997年に米誌『ニューズウィーク』のモスクワ特派員に転じ、プーチン政権登場のきっかけともなった第二次チェチェン戦争も現地取材を重ねる。現在は同誌モスクワ支局長として、健筆をふるっている
山崎博康[ヤマザキヒロヤス]
1948年、千葉県生まれ。東京外国語大学卒業後、共同通信社入社。78年から外信部。旧ソ連、東欧地域を主に担当。81‐86年、および89‐93年ワルシャワ支局長。95‐98年モスクワ支局長。その後、編集委員、論説委員、論説副委員長を経て、2008年から共同通信客員論説委員。法政大学、東京情報大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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