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鷹匠の技とこころ―鷹狩文化と諏訪流放鷹術

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  • サイズ B6判/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560081693
  • NDC分類 787.6
  • Cコード C0039

出版社内容情報

徳川将軍家・天皇家に仕えてきた諏訪流の女性鷹匠が、鷹狩の歴史と現在、及び門外不出の口伝を含む調教の全てを語る。人鷹一体を追求し伝統文化の伝承を期する著者の思いは熱い。図版多数。

内容説明

「人鷹一体」を目指す女性鷹匠が語るその技とこころの全て。門外不出の口伝と体得によって伝えられてきた放鷹術をあえて公開し、伝統文化の継承を期する。図版多数。

目次

第1章 日本の放鷹史(古代貴族文化と戦国武将;鷹狩文化の発展)
第2章 鷹の調教(鷹を飼うまえの準備;鷹道具 ほか)
第3章 鷹と野に出る(狩のまえの調教;狩場の仕込み ほか)
第4章 鷹狩文化の未来(アラブの鷹狩;諏訪流放鷹術と鷹匠のこころ ほか)

著者等紹介

大塚紀子[オオツカノリコ]
諏訪流鷹匠。1971年千葉県生まれ。95年、早稲田大学人間科学部卒業。卒業論文「鷹狩と日本文化」をきっかけに鷹匠の世界に興味をもち、諏訪流鷹匠(現17代鷹師)の田籠善次郎氏に弟子入りする。以後ハヤブサ等を飼育、放鷹術を学びはじめる。2004年、UAEで開催された「国際狩猟と馬術の博覧会」に招待され、海外の鷹狩文化に触れる。05年、アブダビでは放鷹術が社会に生かされていることを学び、日本でも放鷹術を伝承し保存する重要性を実感(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

honey

4
大学の卒業論文で「鷹狩」を取り上げたことがきっかけで鷹匠の道に進んだ女性が書いた、伝統の技を解説した本。すぐにでも鷹が飼えそうなくらい詳細。 獰猛だと思っていた鷹が、実は繊細で気位が高く、鷹匠は「仕えさせていただく」という姿勢であることに驚いた。また、著者がこの伝統文化を後世に残すべく努力している姿に感動を覚える。2011/11/29

Kazyury

3
鷹狩文化の渡来から近現代までの歴史、調教に用いる道具と方法論、鷹狩という文化の現在と展望。 多くない紙数だが、鷹狩文化を包括的に書き下した1冊。 筆者も、1人の鷹匠として本文で触れていたが、代々口伝で受け継がれてきた文化を文字として書き下したことは、その文化を守ってきた方々にとっては複雑な想いだろう。 だが、師匠の英断と著者の鷹狩文化を守り育てる意思の賜物である本書は、私のような「鷹萌えw」という軽薄者にもその魅力を伝えることで、鷹狩という文化を守る力を得ている。 本書の一番の価値はそこにあると思う。2018/02/15

tuppo

2
鷹は鏡。しかし鷹と鷹匠の視線はつねに同じ方向を見定める。鷹に自分を見るようであるいは自分を鷹とみると敷延されておもしろいかもしれない。オオタカの調教方法のくわしさもハヤブサとこうも違うかって場合分けも経験と伝統の違いを見せつけられるようでした2017/02/21

さく

2
鷹狩文化について、非常にわかりやすくまとまっている。飼育法だけではなく精神面、まさに技とこころについて細やかに書かれている。専門的すぎるということもなく、鷹匠や鷹狩文化について知りたいという気持ちに応えてくれる。著者の伝統文化を伝える、そして鷹を尊敬しているという熱意を感じる。2016/02/08

takao

1
ふむ2023/10/31

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