出版社内容情報
文化・政治・宗教から芸術・風俗習慣まで、600の項目で浮かび上がる千年の都パリ。読み物としても抜群におもしろい事典の普及版。
内容説明
文化・政治・宗教から芸術・風俗習慣まで、600の項目で浮かび上がる千年の都パリの日常。和文・欧文それぞれの項目索引も付いて、さらに引きやすくなったコンパクト版。
著者等紹介
フィエロ,アルフレッド[フィエロ,アルフレッド][Fierro,Alfred]
パリ市立歴史図書館主任司書。パリ史研究の第一人者
鹿島茂[カシマシゲル]
1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。共立女子大学を経て、明治大学国際日本学部教授。『馬車が買いたい!』(サントリー学芸賞)、『職業別パリ風俗』(読売文学賞)、『子供より古書が大事と思いたい』(講談社エッセイ賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりぱい
10
本当に事典なので、いきなりこれだけ読んでも面白いものではないのだけれど、面白くないものでもなくて、雨傘や菓子、角屋敷の規定や奇跡の話、パリの語源があったり、動物裁判もあれば、「パリには四種類のハトがいる」なんてどうでもいいことなのに読んでしまったり、興味の向く所だけでもへえと思えば、その関連項目に飛んだり、自在に読んで発見があったりする。監訳の鹿島氏の渇望を満たした、パリ広範囲に渡る『パリの歴史と事典』(1996年)の事典部分の翻訳。旧版との違いはフランス語の見出しからでも引けるようになったところだそう。2011/09/23