銀座の喫茶店ものがたり

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  • サイズ B6判/ページ数 203,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560081440
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

2009年1月から2010年12月までの二年間、一人の作家が喫茶店の古い記憶をたどりつつ、銀座に点在する新旧の45店を訪ね歩いた。PR誌「銀座百点」好評連載の単行本化。

内容説明

銀座に点在する喫茶店の「いま」を訪ね歩く。銀座という類稀な街に息づく45店。タウン誌「銀座百点」人気連載の単行本化。

目次

贅沢な空気感の薬効(資生堂パーラー)
ジョン・レノンとヨーコ夫人がいた現場/シャンパンとチョコレートで銀ぶら/迷彩の内側の几帳面(Flor de Cafe樹の花/和光チョコレートサロン/珈琲蕃)
喫茶店前史からの伝統/自慢の水コーヒーとニッキ・コーヒー(カフエーパウリスタ/水コーヒーどんパ)
柔軟のDNA/エージングコーヒーの極上の味わい(然林庵/カフェ・ド・ランブル)
屋台骨を支える職人の業/大人びたカジュアル(銀座千疋屋フルーツパーラー/不二家)
“普通”の奥深さ/常連客という財産(caf´e ohana/銀座トリコロール)
創業者のDNA/オープンカフェの粋(洋菓子舗ウエスト/カフェ・ド・銀座みゆき館)
和の陽性な風味/女性経営者の豪気なしつらい(茶遊処銀座佐人/壹眞珈琲店)
画廊と文房具店で喫茶はいかが?(月光荘画材店/伊東屋)
銀座人の大人の匂い/女優に変身する階段(和蘭豆壱番館/椿屋珈琲店)〔ほか〕

著者等紹介

村松友視[ムラマツトモミ]
1940年東京生れ。1983年『時代屋の女房』で第八七回直木賞受賞。1997年『鎌倉のおばさん』で第二五回泉鏡花賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケロコ

37
この本はすごい!ガイドブックとは全く異なる深い味わいがある。その店の物語の情景が目に浮かぶ。作者や色んな人の思いが沢山詰まっているから、お店の写真などは必要ないのだ。むしろ、だからこそ行きたくなってしまうではないか!この目で確かめたくなる。文庫があるようなので、そちらを購入決定。銀座の喫茶店めぐりという楽しみができてしまった。りゅうぞうさん、ありがとう。2015/06/28

ちょこ

15
銀座にある46店の喫茶店、カフェを各店にまつわるエピソードと共に紹介した一冊。(調べてみたら、すでに閉店しているお店も何店か有り。)銀座に行った際に、よく休憩に利用する2店のエピソードも知れてよかった。次回、銀座に行った際にはこちらに載っていた喫茶店を新規開拓してみたいと思う。最近多くなったスタバやタリーズなどのチェーン店も利用しやすくていいけれど、各店に特徴のある昔ながらの喫茶店も味があってやっぱりいいな。2015/07/29

Humbaba

8
銀座には多数の喫茶店がある.ただ過ぎ去るだけならそれはひとつの風景でしか無いが,それぞれの店にはそれぞれの店ごとに固有のエピソードがある.そのエピソードに思いを馳せながらコーヒを口にすれば,非常に優雅で贅沢な時間を過ごせるだろう.2012/09/26

春ドーナツ

3
いきつけの喫茶店で、喫茶店に対する親近感をますます募らせながら、読み終えた。2011/11/16

ぷぅぷぅ

2
私と子どもの誕生日が近いこともあり、以前、銀座でケーキを食べていこう🎶と入ってビックリ!!単品で1600円もして、どぎまぎしたことを思い出しました。この本にあるお店を調べながら読了。閉店している喫茶店もありましが、ふらっと入りたくなった喫茶店もありましたので、また冒険!?してみたくなりました。2021/07/19

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