出版社内容情報
ドイツ語通訳として従軍した独ソ戦最前線での体験、兵士と市民の様子、ベルリン陥落までの苦闘の日々を描く。ヒトラーの遺体と歯形X線写真探索にも関わり、意外な真相が明かされる。
内容説明
一九四五年五月、ベルリン…独裁者の探索と死亡確認に関わった女性が明かす、意外な真相とは?ドイツ語通訳として従軍した独ソ戦最前線での体験、兵士と市民の様子、ベルリン攻落から戦後に至るまで、知られざる「戦争の日常」を描く。
目次
はしがき 記録文書の声
第1章 未知への旅立ち―一九四一年、モスクワ
第2章 私の戦争の道―一九四二~四三年、ロシア
第3章 遠くのどよめき―一九四五年、ヨーロッパ
第4章 一九四五年五月、ベルリン
第5章 ジューコフ元帥との会話―一九六五年十一月、モスクワ
第6章 孫娘リューバとの会話―彼女が理解できなかったことについて 二〇〇六年一月、モスクワ
第7章 孫娘リューバとの会話―忘れてはいけないことについて 二〇〇六年三月、モスクワ
著者等紹介
ルジェフスカヤ,エレーナ[ルジェフスカヤ,エレーナ][Rzhevskaya,Elena]
1919年、ベラルーシ生まれ。作家。モスクワの哲学・文学・歴史大学に学ぶ。独ソ戦(1941~45年)の当時、ベルリンを制圧したジューコフ元帥麾下第一ベロルシア方面軍に属する第三突撃軍の防諜部通訳として、ヒトラーの探索と死亡確認に参加し、その顎骨(歯)の一時保管を命じられる。復員後、作家を養成するゴーリキー記念文学大学を卒業し、従軍中の手記を題材にして短編小説を書き始める
松本幸重[マツモトユキシゲ]
1939年生。東京外国語大学ロシア語科卒。旧ソ連大使館広報部勤務を経て、現在、翻訳業(ロシア語と英語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Toska
mdsch23