ブダペストの世紀末―都市と文化の歴史的肖像 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 333,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560081013
  • NDC分類 234.7
  • Cコード C0022

内容説明

オーストリア・ハンガリー二重帝国の一方の首都、ブダペスト。ドナウ河畔に展開するこの世紀末メトロポリスは、ウィーンやベルリンに勝るとも劣らぬ繁栄を謳歌していた―ヨーロッパ最初の地下鉄、カフェ文化、偉大な芸術家たち…知られざる都市の風貌をあざやかに描き出した、名著の新装版。

目次

第1章 色彩、言葉、音
第2章 都市
第3章 人々
第4章 政治と権力
第5章 一九〇〇年世代
第6章 問題の種
第7章 その後

著者等紹介

ルカーチ,ジョン[ルカーチ,ジョン][Lukacs,John]
1924年、ブダペスト生まれ。両大戦期や冷戦時代の欧米史を専門とする、アメリカ在住の歴史家

早稲田みか[ワセダミカ]
一橋大学大学院博士課程修了、大阪大学世界言語研究センター教授。ハンガリー語学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にかの

1
ブダペストはドナウの真珠と呼ばれる街。その最盛期、1880~1920を中心に語られる国民性、芸術、文学、内包される問題。ユダヤ人に関する問題は「ツィガーニ(ロマ)」に登場人物が変わるものの現代にも引き継がれる問題である。マジャールという欧州に係累を持たぬ民族だからこそ内で団結し、他者を避けるのかもしれない。それは悪いことではないし正しいとも言えない。正しくなくともそうせざるを得ないこともある。大きな流れには逆らえないが逆らおうとした人の記録は残る。こういった書籍は当時の一つの国を知る上でとても貴重である。2013/11/13

Mana

0
ハンガリーの首都ブダペストの歴史。19世紀のブダペストの急成長について書かれている。とても充実した素晴らしい内容。社会背景や文化・活躍した人など幅広い対象を扱っている。以前支配下にあったスロヴァキア側の本を読んで心情がそっちに偏っているのでところどころ不快な気分になったけど作者がハンガリー人にしてはかなり公平なんじゃないかな。作者はブダペスト生まれで他にWWⅡに関する本も出してる。この本が書かれたのが1997年なのでラストはまだソ連圏。このなかでハンガリー(ブダペスト)はどうなっていくのだろうかと結んでい2011/04/16

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