内容説明
幻の写真集、40年の時を経て遂に復刻!炭鉱夫、女工、映写技師、プロレスラー、旅芸人―没後10年、今日国際的な注目を集める早すぎた偉才が、昭和の原風景を追った処女作にして代表作。
目次
ふるさとの遠い日
夏の真ん中
流れる旅の役者
夜に
著者等紹介
鈴木清[スズキキヨシ]
1943‐2000。福島県好間村(現いわき市)に生まれる。高校卒業後、漫画家を志し上京。1969年、東京綜合写真専門学校卒業。同年から翌年にかけ『カメラ毎日』に「シリーズ・炭鉱の町」(全6回)を発表し、写真家としてデビュー。以降、看板描きを生業としながら、写真家活動を展開していく。1972年、第一写真集『流れの歌』刊行。1985年、東京綜合写真専門学校の講師に就任。1992年、個展「母の溟」に対して第17回伊奈信男賞受賞。写真集は他に『天幕の街』(第33回日本写真協会賞新人賞)、『夢の走り』(第1回写真の会賞)、『修羅の圏』(第14回土門拳賞)などがある。自費出版にこだわり、編集・装丁などもほとんど自ら手がけた。夢や記憶、旅や文学などをモチーフに、緻密で重層的な作品世界を織り成す独特の写真集作りに、今日世界的にもますます注目が集まっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。