内容説明
井伏鱒二と鰻、埴谷雄高とトンカツ、泉鏡花とウドン…碩学が書き下ろす、知的興趣あふれた「美味礼賛」。
目次
1 鰻丼の決闘
2 散らし鮨と涙
3 甘い豆と苦い豆腐
4 鮫と鯨の干物
5 『死霊』の鼻づまり
6 獺の涎を垂らす伊勢饂飩
7 『吉野葛』の復活と水
8 蛸、鮎の腐れ鮓、最後にオムレツ
著者等紹介
宮本徳蔵[ミヤモトトクゾウ]
1930(昭和5)年三重県伊勢市生まれ。東京大学文学部仏文科卒。1973(昭和48)年「六十六部」で小説家デビュー。1975(昭和50)年「浮游」で新潮新人賞受賞。1987(昭和62)年「力士漂泊」(小沢書店)で読売文学賞受賞。1991(平成3)年「虎砲記」(新潮社)で柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
86
作家と言えば食事と酒だ。もちろん例外がないわけではないが、大方の作家のエピソードには食へのこだわりがある。そうした作家に倣って食してみるとなるほどうまい。故に『文豪の食卓』などという本に出会うと必ず読んでしまう。そして作家が足繁く通ったという店のことが書いてあると、ググってみる。今も実在するとなるとGoogleマップに☆印を付ける。いつの日か近くに行くことがあれば店の暖簾をくぐろう、同じ物を食おう、酒も飲もうということになる。また地図上に☆が増えた。私の地図は☆だらけである。長生きせねば・・・2020/10/09
ソングライン
12
井伏鱒二と阿佐ヶ谷のうな丼、小林秀雄と穴子鮨、埴谷雄高との豪華な京都グルメ旅行など文豪の食のエピソードや昭和天皇の定宿志摩観光ホテルのフレンチと名勝、故郷の伊勢の鯨の干物とうどんの懐かしい味などグルメな作者のエッセイ集です。2024/10/22
sawa
3
巣☆☆☆ 題名からイメージしたのは、嵐山光三郎の『文人悪食』シリーズのように、評論というかノンフィクションのようなものかと思ったらエッセイだった。なかなかインテリな本で、少し難しかった(特に後半)。しかし歌舞伎の話も出てきたり、なかなか面白かった。(図)2011/02/14
奥山 有為
2
甘い豆と苦い豆腐、永井荷風に太宰治2013/07/17
Gen Kato
1
「文豪」や「文士」が生きていた最後の時代の証言が、うつくしい日本語で綴られています。ゆっくり味わって読める佳品。2014/04/19




