ナポレオンの妹

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  • サイズ B6判/ページ数 356,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560080900
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0022

内容説明

妖婦か?ヴィーナスか?皇帝がもっともてこずり、もっとも愛した妹ポーリーヌの波乱の生涯。

目次

マルセイユの初恋(一七九六年)
ミラノ駐屯地の花嫁(一七九七‐一七九八年)
パリ社交界へのデビュー(一七九八‐一七九九年)
第一執政ナポレオンの妹(一八〇〇‐一八〇二年)
カリブの植民地サン=ドマング(一八〇二年)
悪疫の地の悲劇(一八〇二‐一八〇三年)
ボルゲーゼ大公との再婚(一八〇三年)
美の勝利と喪失と(一八〇四年)
皇帝の妹の義務と特権(一八〇四‐一八〇七年)
帝国のメッサリナ(一八〇七年)
エキセントリックな旅人(一八〇七‐一八〇八年)
ナポレオン夫妻の離婚代理人(一八〇八‐一八一二年)
崩壊する帝国(一八一二‐一八一四年)
エルバ島のダイアモンド(一八一四‐一八一五年)
セント・ヘレナ救援計画(一八一五‐一八二一年)
ヴィーナスの最期(一八二一‐一八二五年)

著者等紹介

中山ゆかり[ナカヤマユカリ]
翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業。英国イースト・アングリア大学大学院にて美術・建築史修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

64
ナポレオンの妹、ポーリーヌの生涯。ぼんやりと名前を聞いたことがあるだけの人でしたが、皇帝の妹だけあって、その交友(恋愛)関係の広さにびっくり!わがままぶりには驚愕!は?何を言ってるのかわからないけど…と思うほど、ひどい言動。プライドも欲望もスケールが大きくて読んでて目眩がします。でも兄を思う気持ちは本物だったようですが…2019/04/24

Mana

3
ナポレオンの妹の伝記。読みはじめは面白いのか不安だったけど読んでくうちにどんどん面白くなった。文章も読みやすい。ただ情報量が多いので少し疲れる。知らなかったことがたくさん。ナポレオンは有名だけど家族については何も知らなかった(特にナポレオンが負けた後)。著者はアントニア・フレイザーの娘らしい。2012/03/04

メロン泥棒

3
ナポレオンの妹がこんなに可愛いわけがない。予想以上に面白い。ナポレオンの妹・ポーリーヌの詳細な伝記だが、兄と妹の物語が人間味あふれる物にしている。兄が栄華を極めているとき、彼女は兄を悩ます奔放でわがままな妹だったが、兄が戦に敗れたとき「皇帝は兄として私の忠誠を求めてる」と言っていち早く兄の元を訪ね「必ずエルバ島へ彼を追いかける」と宣言する。実際、兄弟のうちエルバ島を訪れたのは彼女一人だ。そして、セント・ヘレナに流されてからも兄の健康のために奔走する。映画化されても不思議じゃない物語じゃなかろうか。2010/11/09

ゆずこまめ

2
ナポレオンに美男のイメージがないので実妹が本当に美人だったのかちょっと疑いつつ読み始めたけど、どうやら本当に美人だったようです。めちゃくちゃワガママだけど身内への愛情はすごいある。なんというか、ヤンキー気質?ボナパルト家はなかなか面白い人材を輩出するな。2024/03/22

みろ

1
こういった伝記ものは、だいたい文章が読みにくく、時間がかかるのが多いけど、ほぼ一日で読みきれる読みやすさにビックリ!これはポーリーナの人生そのものが成り上がりもので、波瀾にとんだものであったことも原因かと思う。よくも悪くも兄の巨大な運命に巻き込まれながらも、ちゃっかり自分の財産は確保する賢さはあったみたい。二番目の夫に対する馬鹿呼ばわりと注水管と注水しすぎて病気に、という表現には笑わされた〜2011/12/28

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