内容説明
ルネサンス期に栄華を誇り、フィレンツェとは異なる独自の展開を遂げたヴェネツィア派絵画。ヴェネツィア内外の画家たちの交流と影響関係を克明に追い、ベリーニ、ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレットなど、約200点の図版を鑑賞しながら辿る、ヴェネツィア派絵画入門の決定版。
目次
1 初期ルネサンス―1440‐1500(ゴシックからルネサンスへ;パドヴァへの反応;一四七五‐七六年のアントネッロのヴェネツィア滞在とジョヴァンニ・ベリーニ ほか)
2 盛期ルネサンス―1500‐1540(ジョルジョーネ;新世代の画家たち;旧世代の画家たち ほか)
3 後期ルネサンス―1540‐1590(マニエリスムの試み;ティツィアーノ:後半生;美術理論と美術批評 ほか)
著者等紹介
ハンフリー,ピーター[ハンフリー,ピーター][Humfrey,Peter]
1977年よりスコットランドのセント・アンドリューズ大学で教鞭をとる。美術史の教授。専門はルネサンスのヴェネツィア派絵画。ワシントン、ナショナル・ギャラリーの視覚芸術高等研究所、およびフィレンツェ、ヴィラ・イ・タッティ研究所、プリンストン大学高等研究所の研究員を歴任。1980年、アメリカの美術史学会賞(アーサー・キングスレイ・ポーター賞)を受賞。2000年、エディンバラ王立協会会員となる。2005年、イタリア政府より、連帯の星の騎士勲章を受勲
高橋朋子[タカハシトモコ]
1952年、京都府生まれ。1977年、早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。1999年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程西洋美術史専攻修了。現在、早稲田大学、学習院大学、埼玉大学講師。専門は十六世紀初頭のヴェネツィア派の絵画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。