内容説明
戦後イタリアのネオレアリズモから、寓話、夢、そして女たちまで。巨匠フェリーニの神秘に満ちた輝かしい人生と作品の道程を記す航海日誌。親友が綴った巨匠「公認」の評伝。
目次
一九五二年九月、ホテル・デ・バンのテラスにて
走行中の列車で生まれた?
ジャーナリズムを夢見て
ローマ
コラムを書きまくる
劇作家生まれる
ジュリアお嬢さん
ザヴァッティーニのもとで
当世風コメディアン
映画また映画〔ほか〕
著者等紹介
ケジチ,トゥッリオ[ケジチ,トゥッリオ][Kezich,Tullio]
『コリエーレ・デッラ・セーラ』紙の映画評論家として知られる。エルマンノ・オルミ、ロベルト・ロッセリーニ、リーナ・ウェルトミューラーの作品などをプロデュース。フェリーニの親友であり、その友情は40年を超える。1928‐2009
押場靖志[オシバヤスジ]
1961年生まれ。学習院大学講師。東京外国語大学大学院地域研究研究科地域研究専攻修士課程修了。専門はイタリア政治思想史、イタリア映画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
koji
10
感想未入力につき再読しました。フェリーニは20数本の映画しかとっていない寡作家ですが、AllTimeで低く見積もっても上位30人に確実に入る偉大な監督の一人です。本書は、最も身近でフェリーニを観察してきた著者による詳細な自伝であり評論集です。大部で読み応えがあります。読後の感想は、作品群に描かれる主人公はどれもフェリーニの分身であり、イタリア人がもつ気質の代弁者であり、更に言えば、その人間賛歌に世界中が深い共感を寄せた希有な作家でなかったかといものでした。これからニーノロータの音楽と共に映画を見ていきます2017/01/29
takao
3
ふむ2024/01/07
Isamash
1
友人かつ映画評論家で脚本家や俳優経験も有るケジチ氏によるフェリーニの生涯や全作品を好意的に評した大著。フェリーニの映画を見たがよく分からず、この本を読んでみた。監督になる前、脚本家として数多くの映画を手がけ特にロッセリーニ監督の脚本を手がけていたことを初めて知った。ネオリアリズムとは対極にいると漠然と思っていたが、ネオリアリズム映画の脚本家として出発していたのだ。初期の監督作品、道も含めてイタリアでは評価があまり高く無く、海外で圧倒的に評価されたとのことは興味深かった。家出や放浪は彼の終生のテーマらしい。2021/03/12




