湿原のアラブ人

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湿原のアラブ人

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560080276
  • NDC分類 292.81
  • Cコード C0025

内容説明

イラクの水上生活民の暮らしを描いた古典的名著!チグリス・ユーフラテス川の合流域にあった広大な湿地帯―。そこには、葦を束ねてつくった家屋に住み、カヌーを操り、魚やイノシシを獲って暮らす人々がいた。この地に長年滞在した英国随一の探検家が、豊かな自然と人々の生活を生き生きと描く。

目次

湿地帯の光景
ふたたび湿地帯の縁へ
イノシシ狩り
カバーブ村に着く
湿地帯住民の第一印象
サダムのゲストハウスにて
湿地帯の村、ブー・ムガイファート
中央湿地帯を渡る
湿地帯のど真ん中へ
歴史的背景
ファルトゥース一族とともに
部族同士の諍い
カバーブ村に戻る
ファーリフ・ビン・マジード
ファーリフの死
葬儀
東武湿地帯
スーダン一族とスウェイド一族の間で
アマーラの家族
一九五四年の洪水
一九五五年の旱魃
ベルベラとゲストハウス
アマーラと部族同士の諍い
湿地帯で過ごした最後の年

著者等紹介

セシジャー,ウィルフレッド[セシジャー,ウィルフレッド][Thesiger,Wilfred]
1910‐2003。アディスアベバ生まれ。イートン校を経てオクスフォード大学卒業。1935年、スーダン政庁に入庁。第二次世界大戦中はスーダン防衛隊、英国情報部特殊部隊などに所属。1945‐49年、アラビア半島のルブ・アル・ハーリーを踏破。1951‐58年、イラク湿地帯に滞在。ハイネマン賞、王立地理協会より創立者記念メダル、アラビアのロレンス記念メダルなどを受賞。1968年には大英勲章(CBE)を受章した

白須英子[シラスヒデコ]
翻訳家。日本女子大学英文学科卒業

酒井啓子[サカイケイコ]
東京外国語大学大学院教授。東京大学教養学部教養学科卒業後、アジア経済研究所に勤務。英国ダーラム大学にて修士号を取得。1986‐1989年、在イラク日本大使館にて専門調査員として勤務。2005年より現職。著書に『イラクとアメリカ』(アジア・太平洋賞大賞受賞、岩波新書)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

西東京のハリソンフォード

4
3~4年かけて読み切った。翻訳書で、人名も多く読みづらいんだけど、湿地帯、葦のゲストハウス、水辺の猪、銃、氏族の抗争、とかの情景がどこかノスタルジックな気持ちにさせてくれる。モノクロなはずだけど、黄土色、薄い緑、濁った水色の穏やかだけどちょっと荒々しい世界が頭の中に浮かぶ。人の死が悲しい。 後半を読み切れたのは最近高野秀行氏の『イラク水滸伝』と並行して過去と現在を感じながら読んでいけたからかも。 209,210ページの、身体は女性で精神は男性の存在「ムスタルジル」の記述は、民族誌的にも価値があり興味深い。2023/11/09

takao

3
ふむ2024/04/05

コカブ

2
著者は1951~58年にかけてイラク南部の湿地帯を旅した冒険家(旅行家)。金のある冒険家が文明の及ばない土地に行って見聞する、という話が結構好きだ。植民地主義丸出しなのだが、文化の違いが文章から伺えて面白い。ユーフラテス川とチグリス川が合流する付近には湿地帯が広がっており、湿地で農業や牧畜を営む住民(「マアダン」)が住んでいる。彼らの集落にはムディーフと呼ばれるゲストハウスがあり、著者セシジャーはそこを泊まり歩いて様々な村に滞在した。セシジャーは医薬品を持って治療して回ることで、マアダン達の信頼を得た。2014/07/08

メルセ・ひすい

1
12.-105 1910~2003 英国貴族の末裔のため、きれいごと風・・ ハングリーでない冒険家・ 南部湿地帯ーイラク現代史を映す万華鏡 現地報告風  文下手・・訳も?  クルド人とは肌が合わないとか・・  チグリス・ユーフラテス川の合流域にあった広大な湿地帯には、葦を束ねた家屋に住み、カヌーを操り、魚やイノシシを獲って暮らす人々がいた。この地に長年滞在した英国の探検家が、豊かな自然と人々の生活を生き生きと描く。 冒険家としては英国人では『ヤングハズバンド伝』に軍配が・・! これはすごい2010/02/01

渓流

1
私が、アラブから思い浮かべる光景は、荒涼とした砂漠と乾いた大地。その対極のタイトル、そして表紙絵に心魅かれ手に取り読み始めた。アラブでは一段見下される湿原の民マアダンのなかに分け入り、彼らとの生活に寄り添いながら探検したセシジャーの飾らない旅行譚がマアダンの日常を活写。アラブの民のもう一つの生活を知り、ますますアラブ・イスラムの地を巡りたい衝動に駆られた読書になった。2010/01/26

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