内容説明
ルネサンスをギリシア精神とキリスト教とが融合した究極の芸術と捉え、その精神を体現したと思われる代表的なルネサンスの芸術家や学者や詩人の肖像を、静かな観照と繊細な感覚を通して描いた印象主義批評の古典。
目次
フランスの古い物語二篇
ピコ・デッラ・ミランドラ
サンドロ・ボッティチェッリ
ルカ・デッラ・ロッビア
ミケランジェロの詩
レオナルド・ダ・ヴィンチ
ジョルジョーネ派
ジョアシャン・デュ・ベレー
ヴィンケルマン
著者等紹介
ペイター,ウォルター[ペイター,ウォルター][Pater,Walter]
1839‐94。洗練された散文で高踏的な唯美主義哲学を展開した、イギリスの高名な批評家
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感想・レビュー
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ロビン
13
有名な「すべての芸術は絶えず音楽の状態に憧れる」という言葉で知られる唯美主義者の批評家ペイターの代表的な評論。ピコ・デッラ・ミランドラやミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ヴィンケルマンなどの学者・芸術家・詩人の作品と人生、また時代について書かれているが、美術の基礎体力は必須。「個々の芸術における感覚的な素材は、他のいかなる芸術様式にも移すことのできない、ある特殊な美の様相や性質、一連のまったく別種の印象をもたらすという原理を明確に把握すること」こそがすべての正しい唯美的批評の始まりなのである、との言葉に頷く。2025/07/18
timeturner
0
参考書としてさらっと流し読み。レオナルド・ダ・ヴィンチのところの、これでもかとばかりの熱烈讃美、美辞麗句にちょっと引いた。ここまでやらんでも・・・と思ってしまうのは醒めた現代人だからでしょうか。2013/06/04