出版社内容情報
ミラノの大聖堂に近いコルシア・デイ・セルヴィ書店に集う、心やさしくも真摯な生き方にこだわる人々とのふれあいをつづる魂のエッセイ。【本文より】若い日に思い描いたコルシア・デイ・セルヴィ書店を徐々に失うことによって、私たちはすこしずつ、孤独が、かつて私たちを恐れさせたような荒野でないことを知ったように思う。
内容説明
ミラノの大聖堂の近く、サン・カルロ教会の軒先を借りるようにして作られた一軒の小さな本屋があった。その名はコルシア・デイ・セルヴィ書店、貧しくも生きることに真摯な人々が集う心やすまる出会いの場所だった。
目次
入口のそばの椅子
銀の夜
街
夜の会話
大通りの夢芝居
家族
小さい妹
女ともだち
オリーヴ林のなかの家
不運
ふつうの主に
ダヴィデに―あとがきにかえて
1 ~ 2件/全2件
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- 和書
- 奴婢訓 岩波文庫