白水Uブックス 海外小説永遠の本棚<br> イーサン・フロム

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イーサン・フロム

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  • サイズ B40判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560072530
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

寒村の孤独、親の介護、挫かれた学業、妻の病……ニューイングランドの厳冬に生を閉ざされた主人公を襲う苦難と、その果ての悲劇を精緻な技巧で描く。

内容説明

マサチューセッツ州スタークフィールドで冬を過ごすことになった語り手の「私」は、足をひきずった寡黙な男をたびたび見かけていた。聞くに、イーサン・フロムなるこの土地の男で、かつてひどい「激突」を起こして以来、足が不自由になったのだという。思いがけず「私」はフロムに馬橇で駅まで毎日送迎してもらうことになるが、ある晩、ふたりは帰り道に吹雪に巻き込まれ、フロムは途上にある自宅に「私」を招き入れる。そこで「私」が目にしたものとは―。寒村の孤独、親の介護、挫かれた学業、妻の病…厳冬に生を閉ざされた主人公フロムを襲う苦難、そんな日々に射し込んだささやかな幸福、その果ての悲劇を精緻な技巧で描くアメリカ文学の古典。待望の新訳。

著者等紹介

ウォートン,イーディス[ウォートン,イーディス] [Wharton,Edith]
1862‐1937。ニューヨークの裕福な家だったジョーンズ家に生まれる。1885年にボストンの同じく名家出身だったエドワード・ウォートンと結婚し、1913年に離婚するものの、作品はイーディス・ウォートンの名で発表した。庭園やインテリアのデザイナーとしても活躍し、自ら建物や庭をデザインした邸宅「ザ・マウント」は、現在、米国国定歴史建造物に指定されている。1911年に永住の地となるフランスへ移住し、第一次世界大戦が勃発してからは、難民や負傷兵への支援を行った。詩作や短篇小説の創作は十代の頃から行っていたものの、小説家として最初の長篇小説『決断の谷』を刊行したのは1902年、40歳でのことだった。三度のノーベル文学賞の候補に名前が挙がるも、75歳で死去

宮澤優樹[ミヤザワユウキ]
1988年北海道稚内市生まれ。北海道大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。現在、金沢大学人間社会研究域准教授。イーディス・ウォートンとその盟友ヘンリー・ジェイムズの作品を中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイトKATE

24
父親の死で学業を放棄せざるを得なくなったイーサン・フロムは、さらに妻ジーナの病気をはじめ外的要因から不幸な人生を送ることになってしまった。厳しい生活を送るイーサンに家の手伝いをしてくれる女性マティは、イーサンにとって心の支えであり癒しの存在であったが、二人にも不幸が訪れる…。非常に救いようない物語であるが、イーサンのような人生は決して他人事ではないと思った。『イーサン・フロム』を読んで『日陰者ジュード』と似てる所がある。私は、『ジュード』のように心の葛藤を深く書いてほしっかったと高望みしてしまった。2025/02/12

qoop

6
怪談的な筋立てで因果応報というか因縁話のようだと思いつつ読了。解説を読むと「ヨブ記」と比較されていて。もちろんそっちの方が圧倒的に妥当なのだが、一度そういうものと読んでしまったせいで夫・妻・妻の姪の悪因縁が…宿業が…などと仏教的言辞しか浮かんで来ない。2024/07/24

sk

4
青春の美しさ。2024/11/28

縁川央

2
決して幸福なお話ではないけれど、寒いところの物語はずっと読んでいたい。この物語に季節的な意味でも精神的な意味でも春が訪れることはないだろうけれど。2024/11/30

sono

1
いい意味で裏切られた。ウォートンの作品は上流階級の習わしや生活に焦点を当てたものが多いが、本作は厳冬で貧しい生活を強いられている人にフォーカスしている。ただ、それはなぜ?という疑問は残るが。 I have no choice.「どうしようもなさ」が際立ち、終始、やるせなさに心が痛んだ。 一歩決意を胸に現状を変えようと何かしらの行動に移せば、状況は変わっていたのかもしれない。だが、イーサンが泥濘に足をとられた原因は『良心』なのである。 悪に屈せよ、などとはイーサンの心境を考えれば、到底口にできない。 2024/08/31

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