白水Uブックス 海外小説永遠の本棚<br> 義とされた罪人の手記と告白

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義とされた罪人の手記と告白

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  • サイズ B6判/ページ数 392p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560072523
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

17世紀末のスコットランド、地方領主コルウァンの二人の息子は、両親の不和により別々に育てられた。明朗快活で誰にでも愛される兄ジョージと、厳格な信仰をもつ母親のもとで陰鬱な宗教的狂熱の虜となった弟ロバート。自分が神に義認されあらゆる罪を免れていると信じるロバートは、17歳の誕生日に出会った不思議な力を持つ人物に唆されるまま、恐ろしい行為を重ねていく。変幻自在にその姿を変える〝謎の友人〟の正体は? そして政治的対立に揺れる議会開催中のエディンバラで、兄弟の宿命的な確執はついに衝撃の結末へ……。奇怪な事件の?末が異なる視点から語られ、重層するテクストが読者を解釈の迷宮へと誘う。小説の可能性を極限まで追求し、アラスター・グレイらの現代作家にも多大な影響を与える、ゴシック小説隆盛の掉尾を飾る傑作にして早過ぎたポストモダン小説。(『悪の誘惑』改題)

内容説明

17世紀末のスコットランド、領主コルウァンの二人の息子は、両親の不和により別々に育てられた。明朗快活な兄ジョージと、厳格な母親のもとで陰鬱な宗教的狂熱の虜となった弟ロバート。議会開催中のエディンバラで出会った兄弟の宿命的な確執はついに恐ろしい悲劇へ…。奇怪な事件をめぐり重層する語りが読者を解釈の迷宮へと誘う。フィクションの可能性を極限まで追求し、現代作家にも多大な影響を与える傑作ゴシック小説。(『悪の誘惑』改題)

著者等紹介

ホッグ,ジェイムズ[ホッグ,ジェイムズ] [Hogg,James]
スコットランドの詩人・小説家。1770年、スコットランド南部エトリック近郊の借地農家に生まれ、農場の使用人、羊飼いとして働きながら独学で読み書きを覚え、詩や戯曲の創作を始めた。1800年作の「ドナルド・マクドナルド」は国民的愛誦歌となり、『スコットランド辺境歌謡集』編纂中のウォルター・スコットと古謡の提供を契機に親交を結ぶ。詩集『山の吟詠詩人』(1807)が評価され、1810年にエディンバラで本格的な文学活動に入る。詩集『女王の夜祭』(13)、『詩鏡』(16)を刊行、1817年創刊の『ブラックウッズ・マガジン』に寄稿した諷刺的な記事で有名となるが、自身も「エトリックの羊飼い」としてパロディの対象となる。ゴシック小説『義とされた罪人の手記と告白』(24)は20世紀に再評価され、現在では最も重要なスコットランド文学/英文学作品の一つと目されている。1835年死去

高橋和久[タカハシカズヒサ]
英文学者。1950年東京都生まれ。京都大学文学部卒業。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Vincent

6
200年前に発表されたゴシック長篇。スコットランドを舞台に血を分けた兄弟のどろどろの確執のストーリー。田舎町とそこで暮らす人々の異様なムードが文面から終始さく裂。加えて変幻自在の不気味な青年の暗躍。悪魔は実在するのではないかな?と考えさせられます。これほどの傑作なのに案外知名度が低いのは何故?必読の名作。2024/04/01

biwacovic

1
アラスター・グレイ『哀れなるものたち』の元ネタと聞いて鼻息荒くして読んだ。恐るべき面白さ。多層的な語りと、簡潔にして時に装飾的な文章の面白さ。狂気、神学、生活、闘争、道徳律廃棄論、さらにこの「墓場から発見された手記」という体裁の18世紀の小説を、2024年に「発見」して読んでいるという感覚が静かな興奮を引き起こす。2024/04/13

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