出版社内容情報
流浪のヒロインが物語る波瀾万丈の人生
わたしの名はエバ。生命を意味している―南アメリカの或る独裁制国家、密林の捨て子だった母親と先住民の庭師との間に生まれた娘エバは、人間の?製法を研究する博士の屋敷を振り出しに様々な家を転々としながら大きくなる。天から与えられた彼女の才能はお話を語ること。世話好きな黒人の料理女、街の不良少年、娼婦の元締めの女将、夜ごと羽飾りに身を包み絶世の美女と化す語学教師、辺境の町で商店を営むアラブ人、ゲリラの指導者、高級将校、オーストリア移民の若き報道カメラマンなど、流浪のなかでエバは多くの人々と出会い、やがて愛を知り、物語の語り手としての人生を切り開いていく。20世紀の歴史を背景に展開する波瀾万丈、奇想天外な挿話と、エバの語る物語の数々。『精霊たちの家』で世界中を虜にした〈現代のシェヘラザード〉アジェンデが、驚異のストーリーテリングで読者を魅了する傑作長篇。
内容説明
わたしの名はエバ。生命を意味している―南アメリカの独裁制国家、密林の捨て子だった母親と先住民の庭師との間に生まれた娘エバは、人間の剥製法を研究する博士の屋敷を振り出しに様々な家を転々としながら成長し、街の不良少年、娼婦の元締めの女将、間違って男に生まれてしまった美女、辺境の村のアラブ人商店主など多くの人々と出会い、やがて愛を知り、革命に関わり、物語の語り手としての人生を切り開いていく。“現代のシェヘラザード”アジェンデの世界中を虜にした傑作。
著者等紹介
アジェンデ,イサベル[アジェンデ,イサベル] [Allende,Isabel]
1942年、ペルーのリマで生まれる。生後まもなく父親が出奔、母親とともに祖国チリに戻り、祖父母の家で育つ。FAO(国連食糧農業機関)勤務の後、雑誌記者となるが、1976年、父親の従兄弟にあたるアジェンデ大統領の政権が軍部クーデターで倒れるとベネズエラに亡命。1982年、一族の歴史に想を得た小説第一作『精霊たちの家』(河出文庫)が世界的ベストセラーとなり、物語性豊かな作品で人気を博した。1988年、再婚を機にアメリカへ移住。以後、カリフォルニアに住み創作活動を続けている
木村榮一[キムラエイイチ]
1943年、大阪府生まれ。神戸市外国語大学卒業。同大学名誉教授
新谷美紀子[シンタニミキコ]
神戸市生まれ。神戸市外国語大学大学院修士課程修了。大阪女学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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