出版社内容情報
格闘技好きの両親から〈特殊な〉英才教育を受けて育ったジャネットの受難は、ある女性に恋したために始まる。半自伝的小説。
内容説明
狂信的なキリスト教徒の母から特殊な英才教育を受けて育ったジャネットは、幼くして説教壇に立つようになる。しかし、初めて恋を知った彼女には、恐るべき“受難”が待っていた…。奇想とアイロニーに満ちた半自伝的小説。ウィットブレッド賞最優秀処女作賞受賞作。
著者等紹介
ウィンターソン,ジャネット[ウィンターソン,ジャネット][Winterson,Jeanette]
1959年、イギリスのマンチェスターに孤児として生まれる。カルト的なキリスト教の一派を信仰する労働者階級の養父母により、説教師になるべく特殊な教育をほどこされて育つが、15歳の時、女性との恋愛関係によって人生が一変。家も教会も追われ、さまざまな職を転々としながら生計を立て、独学でオクスフォード大学に入学した。85年に発表した半自伝的な処女作『オレンジだけが果物じゃない』でウィットブレッド賞受賞
岸本佐知子[キシモトサチコ]
1960年生まれ。上智大学文学部英文学科卒。翻訳家。著書に『気になる部分』、『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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