内容説明
「踊ってすりきれた靴」「ジメリの山」「金の鍵」など43篇を収録。解説と全156話の索引付。
著者等紹介
吉原高志[ヨシハラタカシ]
1953年生。1979年東京外国語大学大学院修士課程修了。ドイツ文学専攻。関東学院大学教授
吉原素子[ヨシハラモトコ]
1962年生。1993年東京大学大学院博士課程修了。ドイツ文学専攻。関東学院大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
55
全5巻の5(完読) 初版は酷い話、どうしようもない話も多くて、2版から削除されてる。 ただ、柔らげてない、というのは貴重かな 何だこれは、と思いつつ読み終わる2023/07/12
しんすけ
1
最終巻になると荒唐無稽を通り越し、話自体の整合性が疑わしいものが多くなる。グリム自身も余り関心を抱かないが、収集の結果として最後に残したと考えられる。だが、不整合なりに社会を考えさせるような作品も数点ある。たとえば「かぶら」。金持ちと貧乏人の二人の兄弟。あることで貧乏人が儲け、金持ちは損をする。妬んだ金持ちにより貧乏人は窮地に陥るが、通りかかった学生を騙して難を逃れる。その代わり学生は貧乏人の身代わりとなる。騙されるほうがバカ、っていう日本社会を縮図にしたような作品で興味深かった。2016/01/16
ヒラP@ehon.gohon
0
勢いで「初版グリム童話集」を5巻まで読んでしまいました。 5巻は初版シリーズのまとめの本ですが、なんとなくグリムルールが理解できてきたように思います。 3人兄弟のように3の数字にこだわりがあること、幸せの裏側は死であること、悪魔との契約が多いこと、5冊を読んで、どこかに似た話があったことを振り返りました。 それにしても、グリムのエネルギーには圧倒されました。2014/05/02
ちか
0
「悲しみの聖女」が載っています。
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- 和書
- 無機化学の基礎