白水Uブックス<br> チボー家の人々 〈7〉 父の死

個数:

白水Uブックス
チボー家の人々 〈7〉 父の死

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月12日 19時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 273p
  • 商品コード 9784560070444
  • NDC分類 953
  • Cコード C0297

出版社内容情報

【全巻内容】 1 灰色のノート/2 少年園/3 美しい季節1/4 美しい季節2/5 診察/6 ラ・ソレリーナ/7 父の死/8 一九一四年夏1/9 一九一四年夏2/10 一九一四年夏3/11 一九一四年夏4/12 エピローグ1/13 エピローグ2

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

72
死に臨んでの、チボー家の三者三様の心の有り様が描かれている。さらに、父親の死後のアントワーヌとヴェカール神父との対話も重く印象的。少年の頃にはその潔癖さがまぶしくすら思えたジャックの身勝手さも、いつまでもそのままでは、少し鼻についてくる。ジャックもいつかは大人になるのだろうか。2020/05/08

syaori

58
息子達が「青春の力をあげてぶつかりつづけ」た父、オスカール・チボーの死が語られます。その長い臨終の苦しみとそれを看取る人々の疲労の描写は凄絶のひと言。そして遺品から浮かび上がる息子達の知らないチボー氏の姿と、家長の交代による新しい視野。人の一生の虚しさ奥深さを感じるとともに、一つの時代の終わりを感じる巻でした。また遺骸を前にした、兄弟それぞれの≪死≫についての観照も印象に残ります。アントワーヌはそれを「虚無」と言い、ジャックは「安息」と言う。この相違は今後の二人の人生にどう反響してゆくのでしょう。次巻へ。2021/02/10

榊原 香織

34
7巻目 『イギリスでは(中略)生活は、ぜったい悲しいものであってはならないと思ってるの。(中略)何から何までが遊びなの』(P125) フランス人から見たイギリス人てこんななん??2020/10/26

藤月はな(灯れ松明の火)

29
病床のチボー氏は、今までの神への信仰はなんだったのかと問いかけたくなるほど、自分を病の苦痛から救ってくれない神への罵倒が溢れ出ている。彼が信仰していたのは「神」ではなく、「神を信仰する敬虔な理想の自分とそれを人徳者として評価してくれる世の中」だったのかもしれない。一方、最期まで自分を認めてくれなかった父にも関わらず、苦痛に満ちた父の姿に耐えられず、アントワーヌに「安楽死させてやれ」と頼むジャックとそう、提案されるまで生かそうとしたアントワーヌの姿は介護でぶつかるどちらの選択も非難できない悲惨さに満ちていた2015/09/23

ぞしま

18
アントワーヌはもう一人の物語の語り部なのか。彼に友人は一人もいない。ジゼールの愛もダニエルの友情も弟ジャックに向かう。超人アントワーヌの孤独。彼の今後は…?確かなことは彼は変わらないだろうということ。そこに悲哀が宿る。父、オスカールの死にゆく様は痛烈だ。過る個人的情景。死者が残す虚無、存在しているだけで放つ光、それは何か、可能性のようなもの。その断絶。個人的ハイライトは、行きずりの女性の胸に抱かれて泣くジャック。そうとしか癒されない哀しみと孤独がある。それもまた孤独が落とす一つの影のようなものなのか。2014/11/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/489047
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品