白水Uブックス シェイクスピア全集<br> アテネのタイモン

個数:
電子版価格
¥660
  • 電子版あり

白水Uブックス シェイクスピア全集
アテネのタイモン

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 181p
  • 商品コード 9784560070321
  • NDC分類 932
  • Cコード C0297

出版社内容情報

【全巻内容】 1 ヘンリー六世第一部/2 ヘンリー六世第二部/3 ヘンリー六世第三部/4 リチャード三世/5 間違いの喜劇/6 タイタス・アンドロニカス/7 じゃじゃ馬ならし/8 ヴェローナの二紳士/9 恋の骨折り損/10 ロミオとジュリエット/11 リチャード二世/12 夏の夜の夢/13 ジョン王/14 ヴェニスの商人/15 ヘンリー四世第一部/16 ヘンリー四世第二部/17 から騒ぎ/18 ウィンザーの陽気な女房たち/19 ヘンリー五世/20 ジュリアス・シーザー/21 お気に召すまま/22 十二夜/23 ハムレット/24 トロイラスとクレシダ/25 終わりよければすべてよし/26 尺には尺を/27 オセロー/28 リア王/29 マクベス/30 アントニーとクレオパトラ/31 コリオレーナス/32 アテネのタイモン/33 ペリクリーズ/34 シンベリン/35 冬物語/36 テンペスト/37 ヘンリー八世

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まふ

108
本場英国でも「シェイクスピア全37作品中最も人気のない作品」とのお墨付きがあるらしい。物語はアテネの金満家貴族タイモンが人々に惜しみなく寄付、贈与などを続けるうちに自分のフトコロが底をついたため、人々に金を借りようとするもおしなべて断られ、人情の軽薄さに怒ったダイモンは人々を罵りつつ洞穴にもぐりこんでしまい、アテネが攻撃されたときに助力を求められても今更何を言うかと断る…というスジ書き。私的には面白かったが、女性も出て来ず恋愛場面もないなど、戯曲として見た場合の魅力度が今一つなのではないかと思う。2023/08/06

松本直哉

20
裏切られた友人らを晩餐に招き、料理の代りにお湯と石を出してそれらを投げつけながらタイモンが罵詈雑言の限りを尽す場面、再読の今回も強い印象を受けた。リア王に似た忘恩と裏切りの物語だが、違うのは、一つにはリア王の狂気に対してタイモンは一貫して正気であること、そしてもう一つは、リア王には孤独の中にも同伴者がいたが、タイモンにはそれがなく、訪ねてくる知人友人を悪態とともに追い返すこと。人間への不信と憎悪が、ここまで研ぎ澄まされた形で描かれる劇はほかにあまりない。ソドムとゴモラを呪う神のようにアテネを呪うタイモン。2018/10/27

ヴェルナーの日記

10
数多くあるシェークスピア作品の中で、比較的マイナーに位置づけされる本作である。その理由は作品自体が未完なのではないかという疑惑と、作中のほつれがあるからだ。種本はプルターク英雄伝の「アントニー伝」であり、シェークスピアの他の作品にもタイモンのことが出てくるので、彼の時代においては、メージャーであったのかもしれない。本作の見所は、前半と後半におけるタイモンの変容ぶりであろう。2010/11/15

roughfractus02

9
中世の祝祭を人格化したような主人公は、友の忠告も聞かずに他人をも歓待する祝宴を開き、借財も気にせず知り合いに金を貸して蕩尽する。ついに神の祝祭は終わり、日常が訪れると人間の劇が始まる。これまで世話した人々に借財を申し込めば皆そっぽを向く様を見て、彼は憎悪を込めた罵倒と呪いの言葉を彼らの住むアテネとお金自身に向け、見つけた金をアテネを呪う友人に与えて彼の復讐に手を貸して死ぬ。こうして人間の欲望による劇は、彼の墓に刻み込まれた呪いの言葉を観客の心にも刻み込む。この劇は未完らしい、彼の呪いが観客に届くかぎりは。2019/11/29

有沢翔治@文芸同人誌配布中

8
酷評されているらしいけど、僕は好き。他の作品に比べて確かに平坦な感じはする。それにたまたま金貨を発見するとかご都合主義だけど、ペリクリーズはもっとご都合主義……。 コリオレーナスも愚民を滑稽に描いて面白かったけど、アテネのタイモンもそれに劣らぬ面白さ。2017/05/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/407963
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品