内容説明
「しくみ」がわかれば、外国語は楽しい。文法用語や表に頼らない、画期的入門シリーズ。
目次
文字と発音のしくみ
書き方と語のしくみ
文のしくみ
区別のしくみ
人と時間のしくみ
「てにをは」のしくみ
数のしくみ
実際のしくみ
著者等紹介
青木順子[アオキジュンコ]
1995年~1996年:ノルウェー国立ヴォルダカレッジ留学。1999年~2000年:ノルウェー国立オスロ大学留学(ノルウェー政府奨学生)。2000年帰国後、ノルウェーの情報提供を目的としたコミュニティー・サイト「ノルウェー夢ネット」を開設。2006年より、同サイト主催による「ノルウェーについて学ぶサロン」で講師を務める。その他、翻訳、通訳、執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャーリブ
21
白水社の「しくみ」シリーズの1冊。前回はフィンランド語を読んだのだが、フィンランド語の方は読み物風だったが、こちらは分かりやすい語学書といった感じで、読むだけで発音から文法までひと通りのことが理解できる。フィンランド語の文法が森だとすれば、ノルウェー語のそれは生垣ぐらいの複雑さだろうか。ノルウェー語の特徴は「ゆるさ」だと思う。たとえば表記法がブークモールとニーノシュクという2種類あって両方とも正式なものと認められている。日本語で言えば現代仮名遣いと歴史的仮名遣いの両方があるようなもの、ありえませんね。○2021/11/20
Koning
9
ノーニシュクどんなんだっけ?というので手近な図書館にあったのを借りてきたのだけど、これ、ブークモール本だった(笑)。だめじゃん。でも、このしくみシリーズは本気でやるつもりはないけれど、なんとなくどういう文法か把握したいなーって時には便利というか、軽く読めるのがいいですね。でも北のゲルマン諸語はややこしーねぇというのを改めて確認できてへこむ(w。古英語の変化表覚えきらないのにこりゃ手に負えない(w。2013/02/17
サアベドラ
5
本書で扱っているのはブークモール。綴りと発音の対応関係を把握するのに少々苦労するが、慣れれば問題なさそう。あと面倒なのは後置定冠詞があることぐらいか。北欧語で飯を食うにはデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの3ヶ国語を全部使いこなせなきゃやっていけないと何かの本に書いてあったけど、この3ヶ国語、実は発音が結構違う。しかも癖が強い。ごっちゃにならないようにするのは大変そう。2011/04/10
ソラヲ
4
同シリーズの『デンマーク語のしくみ』を読んだ直後だからか、人称変化がなかったり動詞が2番目に来るところはデンマーク語と同じだけれど、性が男性・女性・中性の3つだったり「動詞の基本形+s」で受身を作るところなど少し違うところもあるなぁ、程度の印象。ただ、一口に「ノルウェー語」と言ってもブークモールとニーノシュクの二種類がある、ということを知ることができただけでも一読の価値はあった。2016/01/09
小鳥遊小鳥
2
同じシリーズの『オランダ語のしくみ』が面白かったので、ちょうど図書館にあったこちらを借りてきました。綴りや発音が英語と似ていますね。ヨーロッパ言語なのに格変化がないというのは素晴らしい。ノルウェー語独自の文字や語順のルールなどはあり、きちんと勉強するなら難しいのでしょうけど、発音なども含めて「英語の親戚のようなもの(先祖か兄弟に当たるのかな)」という印象。2015/10/27