出版社内容情報
先史時代から現代にいたるまでの各時代と社会における女性の条件を、男性の地位・権力との関係で考察し、それにもとづいてフェミニズム理論を構築する野心作。著者は著名な社会学者で、独自の第三世界論の立場から、世界的な規模での女性の条件の変革の可能性を展望し、女性解放の道筋を探る。
内容説明
先史時代から現代にいたるまでの各時代と社会における女性の条件を、男性の地位・権力との関係で考察し、それらに基づいてフェミニズム理論を構築する野心作。著名な社会学者が、独自の第三世界論の立場から、世界的な規模での女性の条件の変革の可能性を展望し、女性解放の道筋を探る。
目次
第1章 旧石器時代から第二次新石器革命までの女性の条件
第2章 第二次新石器革命以降と古代における女性の条件
第3章 ローマ帝国の崩壊からルネサンス末期までの女性の条件
第4章 17~18世紀の女性の条件
第5章 19世紀の女性の条件
第6章 20世紀のフェミニズム運動と女性の条件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
伊野
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今日では、フェミニズムという言葉は声高に言われなくなりましたが、今もなお、男女間の溝は確かに存在します。女性が人格を取り戻す為に自覚的に活動、闘争した歴史。男女が協調して政治の舵を握れば、戦争なぞ起こらないというのは説得力がありますね。2011/10/03
goMi
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旧石器時代から20世紀までの(主に西欧の)フェミニズムの歴史を概観する著作。読み終えての感想は、「おんな」というのは長いこと歴史から抹消されていたのだろうな、ということ。著者が「おんな」に焦点を当てて、埋没させられた歴史を掘り返しているかのよう。 細かな歴史的事象や文書等に残された出来事は初見のものばかりで、勉強にはなったが、出来事の羅列のように思われる箇所も散見され、やや退屈であった。が、5章(19世紀〜)は著者の立場、つまりヒューマニズムに裏付けされたフェミニズム観や、2020/04/14
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