出版社内容情報
1947年、パレスチナに住む羊飼いの少年が、死海西岸の洞穴から古文書の断片を発見した。これは『死海写本』と命名され、キリスト教成立以前の聖書研究に欠かせない第一級の原史料となっている。本書は、この古文献をめぐって、発見の経緯から研究の過程とその推移、とくにその学問的な意義を興味深く語る。
目次
第1章 クムラン居住地の発見
第2章 クムランの蔵書の構成
第3章 クムラン宗団の組織
第4章 クムラン宗団の儀式と信仰
第5章 義の教師
第6章 クムラン宗団とユダヤ教の諸宗派
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぽぞう☆
11
図書館本。初期キリスト教とそれを取り巻く環境に興味を覚え、図書館にある死海文書の最も古い本をまず読んでみた。現在進行形で読んでる本と比べると、どうやら、キリスト教徒のフィルターがかかっているようだが、初期の研究としては面白い。本自体、私が中学生の頃の発行。当時の訳書にはまだ旧漢字旧かなが少し混じっているのも楽しい。2020/01/05
おの
6
衝動買い。死海写本ロマン…!と思いつつ内容が思ってたより難しかった。聖書の素養がないと全然わからんかも。死海文書発見に至るまでの経緯も、凄く学術的で思ってたんと違った。こりゃ寄付だな。2024/09/21
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