出版社内容情報
古代ギリシアは、西欧文明の源泉となった輝かしい文化を生みだすと、忽然と歴史から姿を消す。では現在のギリシアはどのようにして生まれたどのような国であろうか。ビザンチン帝国末期から現在までの政治・経済・文化の諸問題の核心をとらえて示す、わが国に初めて紹介される貴重な通史。
目次
序 民族の起源
第1章 隷属のギリシア(フランクの支配;オスマンの支配)
第2章 独立戦争(革命;ギリシア革命とヨーロッパ;独立)
第3章 解放後のギリシア(絶対君主制;立憲君主制の登場)
第4章 近代ギリシアの展開(近代ギリシア社会の変貌;市民階級の勝利)
第5章 近代国家ギリシア(バルカンの強国としてのギリシア;ヨーロッパ国家としてのギリシア;文化上の諸問題;現代のギリシア)