出版社内容情報
アンシャン・レジームが整備されていくフランスにおいて、「国家」と「教会」の関係は、古来の自由を標榜するガリカン教会(フランス教会)とローマ教皇(庁)との、またフランス王権と教皇権との対立という展開を見せた。教義と実践の両面で教皇の権威に対抗する、この伝統への復古運動を解説した通史。
目次
第1章 フィリップ美王対ボニファティウス8世―中世における教会と国家との関係の原則
第2章 教会大分裂とコンスタンツ公会議―公会議は教皇の上位にあるか
第3章 14・15世紀における教会改革の問題とガリカン教会の自由
第4章 イタリア戦争と神学
第5章 1563年から1642年にいたるガリカニスムの変遷
第6章 ルイ14世治下のガリカニスム―ボシュエと1682年の聖職者会議
第7章 18世紀のガリカニスム
第8章 19世紀におけるガリカニスムの終焉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bibi
1
びっくりするくらい読みにくい文章だった。内容が頭に入ってこない。自分のせいかもしれないが。もう少しわかりやすく書いてくれないだろうか(もしくは訳してくれないだろうか)2022/12/21
sera
0
物足りない。2017/01/18
Yosuke Saito
0
ガリカニスムの通史的概説。2011/12/10
rbyawa
0
まあ多分、これだけ読むとわけがわからないような気もするが、要するにフランスとカソリック教会(ローマン・カソリック)との権力争いその他、逆に教会大分裂(でも、正直フランスが教皇庁を勝手に移したのがもともとの原因だよなぁ?)にフランス王が決着付けたことなど、まあ、正直なにが大切なのかはわからない。フランス王とローマ教皇とどっちが偉い? という話になるんだろうとは思う。ちなみにカソリックはこれ以前に神聖ローマ皇帝とも争っていたりしないでもない。2009/12/29