出版社内容情報
フランス・ルネサンスは『ガルガンチュワ=パンタグリュエル物語』という壮大な文学をわれわれに残した。今日、ラブレーを読むとはどういうことなのか? 本書は最新の研究成果を取り入れ、この問いに答えてくれる。バフチーンの著名な『ラブレー論』に比し、ユマニストとしてのラブレーの姿を明確にした好著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フリウリ
8
書いてあることは、ガルガンチュア・パンタグリュエルを読めば、「まあ、わかる」ことです。ガルガンチュア・パンタグリュエルで卒論とかを書くなら、読んでも無駄でないかもしれませんが、ハチャメチャな本へのアプローチは、ハチャメチャなほうがよいと思いました。章立ては、1章 ルネサンス、2章 探究と行動の生涯、3章 ルネサンス的主題、4章 世界の改造;ラブレーと社会、5章 世界の改造;政治と宗教、結論 ラブレーの芸術におけるルネサンスの精神と中世の遺産、となっています。62023/12/05
Auristela
2
でもこの論文はガルガンチュア的精神では書かれていないよなー2013/01/29