出版社内容情報
フランスにおける「老人問題研究委員会」（1960年設立）創設当時のメンバーの一人である著者が、多くの資料を駆使して、年ごとに深刻化する老齢化社会のさまざまな問題――退職と年金、職業活動、生活手段、住宅問題、社会保護、余暇など――について解説し、老人対策確立の急務を説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くり坊
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第二章「生活手段と生活様式」第4節「余暇と社会への融合」に目を通しました。「都市に住む老人に関する調査では、老人の20％が、訪問客がよくあり、友人たちや近所の人たちとも「頻繁な行き来」をしていると答えている。しかし、20％は、誰も人が訪ねて来ず、30％は近所の人たちとも付き合いがないと答えていることに無関心ではいられない。」（53頁）とあった。この数字は、今でも大差がないのではないか...と感じた。2024/01/07
