出版社内容情報
音声学は言語学の一部門をなすものであるが、本書はこの分野の知識を最新の学問的動向を紹介しつつ、総合的・体系的に解説している。一般音声学、歴史的音声学、規範的音声学にまでふれる広範な内容を要領よくまとめ、英語、フランス語などの豊富な実例を用いた、洞察に富む解説書である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
奥澤啓
28
著者ベルティル・マルンベリはスウェーデン人。ロマンス語言語学、一般言語学、音声学を専門とする碩学。原著はフランス語であり、用例も多くはフランス語から採られる。音声学書の常として音声の生理的・物理的側面から説き起こし、母音・子音を概略的に扱う。7章の「結合音声学」、8章の「音量」、9章「アクセント」は、フランス語初級のテクストでは、ほとんど、扱われない内容を、実例を挙げて概説しており、一歩、ふみこんだフランス語へのアプローチを可能にする。2014/12/27
虹倉きり
0
ナレーションの基礎学習目的で購入。原著がフランス語のためあまり収穫は得られなかった。生理音声学の説は声門のことが詳しく書かれているので再読価値はあり。2023/11/03




