出版社内容情報
麻薬密売、公金横領から、軍の武器横流し、さらには核物質の密輸出まで、ありとあらゆる犯罪が横行する現代ロシア。闇経済が表の経済を上回り、国民の政治不信が頂点に達した犯罪大国を牛耳るマフィアと腐敗官僚たち。彼らの実態を初めて暴きだしたモスクワ駐在記者による迫真の現地ルポ。
内容説明
現代ロシアを崩壊にみちびく要因はすべてここに存する!公金横領、資金洗浄、麻薬・武器密売、そして核物質の密輸出…国家をゆるがす官民一体の犯罪汚染の実態が、徹底取材によって初めて明らかにされた。
目次
第1部 ロシアのゴッドファーザーたち(ボロフスコイ・ミル(盗賊の世界)
ボル・ブ・ザコーニエ(掟遵守の盗賊) ほか)
第2部 不思議の野原(ポスト・ソビエトマン;十億ルーブルの盗み方 ほか)
第3部 ユートピアでの犯罪対策(警官と為政者;ステルリゴフ大将とその仲間たち ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
晴天
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ソ連崩壊直後、秩序崩壊により犯罪組織が一気に表の世界に進出し、また、私腹を肥やす手練手管を発達させてきたノーメンクラトゥーラが収奪を加速し、さらに両者は結合した。そこへ、食うために大小の犯罪に走る小市民や、外国からビジネスチャンスを求めて訪れる犯罪組織などが入り乱れる。こうしたカオスを綿密に取材したルポは今なお生々しい。そしてこの状況は、「勝利」に酔いしれた西側が、新生ロシアの実情にも将来像にも関心がなく、共生への努力もなく、誇りを傷つけ、民主主義・資本主義化するだろうと安易に捉えたことも一因だと締める。2025/07/16
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