出版社内容情報
真の小説好きの味読に耐える長篇と珠玉の短篇を集める。端麗な文章と軽妙な諷刺で人間の愚かさといとおしさを鮮やかに描き出す、フランス文学の最高峰。収録作品:「ユダヤの太守」「アミクスとセレスタン」「聖女オリブリと聖女リブレットの伝説」「聖女ユフロジーヌ」「スコラスティカ」「聖母の軽業師」「影のミサ」「レスリー・ウッド」「ジェスタス」「村医者の手記」「義勇兵の覚書き」「夜明け前」「リュジ夫人」「死刑志願」「革命暦二年花月の挿話」「家宅捜索」「鉛の兵隊」
内容説明
端麗な文章と軽妙な諷刺で人間の愚かさといとおしさを鮮やかに描き出す、フランス文学の最高峰。真の小説好きの味読に堪える珠玉の短篇を集めた愛蔵版選集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかさん
7
17の短編、掌編集。『ユダヤの太守』『歳暮の軽業師』のインパクトが強く、『義勇兵の覚書き』『死刑志願』などは、どなたか解説していただかないと、何が良いのか解らない。『リュジ夫人』がマルセル・プルーストに捧げられていた。不思議だがどんどん読めた。2017/04/17
きりぱい
3
螺鈿の手箱という作品はなく、まあ色々入っていたわねという感じで、信仰がモチーフになった話や革命がらみの話など17篇。面白いような面白くないような、何と言ったらいいのかとりあえずきれいにまとまったとでもいうか。何で見つからないのかわからない「家宅捜索」の特に面白くないところが面白い。2013/11/28