内容説明
え、おじさんは魔法使い!?天真らんまんな少年と風来坊のおじさんの出会いから生まれたおかしなおかしな大冒険。
著者等紹介
ユアグロー,バリー[ユアグロー,バリー][Yourgrau,Barry]
1949年南アフリカに生まれ、59年アメリカに移住。奇想天外なアイデアのつまった超短編集『一人の男が飛行機から飛び降りる』でわが国でも一躍名前を知られる
坂野由紀子[バンノユキコ]
1968年生。東京外国語大学英米語学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。成蹊大学法学部助教授
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
18
女子大の学部長をつとめるお父さんと、ボランティア活動やガーデニングに熱心なお母さんと共に郊外の静かな住宅地で平穏に暮らしていた11歳の少年ダンカン。そんなぼくの家に魔法に詳しい冒険家のダドリーおじさんがやって来たからさあ大変!ワクワクするような冒険のはじまりはじまり。魔法研究の実験キットをもちこんだダドリーおじさんの挑戦する魔法はすべて失敗、そのたびに大騒動が起こる。2005/01/25
田氏
11
エログロナンセンス寸前のキワをつっつく超短編が十八番のバリー・ユアグローが、何を考えたかジュブナイルに手を出した。全国の少年少女逃げてー、と警鐘を鳴らすべきかと危ぶんだが、その必要はなかった、幸いにも。訳者・柴田元幸との"共犯"関係も一時解消、坂野由紀子が翻訳を担う。しかし、当然ではあるのだが、わかりやすい勧善懲悪やゴツゴーシュンギクな冒険活劇をユアグロー師が描くはずもなく。お涙頂戴の山場があるでもなし、だいたいドタバタグダーっと話は進んで終わる。この良さ、もし自分が十代の頃に読んでも感じられただろうか?2018/04/05
sekimmer
1
〈アーサーが運よくそこにいあわせたら、地理にかんするげんみつな知識とかを、しゃべりまくっていたかもしれない/ダドリーおじさんを相手に、げんみつな知識みたいなつまらないことを気にしてどうするっていうんだ〉2019/02/05
T.Hirono
1
情熱とユーモアにあふれたダドリーおじさんとの物語。2014/02/10
篠静
1
児童文学。父息子じゃなくておじさんとの夏休み大騒ぎ事件簿。だから、読めたかな。2012/01/21