赤の文書

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560047392
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

中世末期、百年戦争のさなか、悪が横行する闇深いパリ。売春婦連続失踪にはじまる凶悪な事件を解明すべく謎めいた代書人が夜の町をさまよい歩く……。息づまる傑作歴史ミステリ。 【編集部よりひとこと】 著者は長年、ドキュメンタリー映画のシナリオライター・監督として活躍した後、本作で作家デビュー。とても処女作とは思えない読みごたえは、ユニークな主人公造形と喚起力に富む細部の描写によるところ大である。 「何より早く十五世紀初頭のパリの街を主人公とともに歩いていただきたい」(「訳者あとがき」より)

内容説明

闇深い中世のパリ。売春婦失踪にはじまる凶悪な事件を解明すべく謎めいた代書人が夜の町をさまよい歩く…。

著者等紹介

ド・マクシミー,ユベール[ドマクシミー,ユベール][de Maximy,Hubert]
1945年生。長年、ドキュメンタリー映画のシナリオライター・監督として活躍した後、本作で小説家としてデビュー。話題を読んだ

篠田勝英[シノダカツヒデ]
1948年生。1979年東京大学人文系大学院博士課程修了。白百合女子大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海月

3
15世紀初頭 異端の嫌疑で10年の追放処分を受け、パリに戻り慎ましく代筆業を営む代書人。彼の店の目先で殺された春をひさぐ不運な少女の死から、代筆人は夜毎犯人を捜すべく混沌の市街へと繰り出す。謎の鍵と金貨、渦巻く陰謀、終盤の盛り上がりは良く出来たミステリー でした。幾度命を狙われながら己の正義を貫く代筆人が潔い。2013/09/01

つゆり

1
ストーリーは悪くないんだけど、なんだろ、読みにくい。訳のせいかな。 時々、助詞を間違えてんのかなと思ったり、これは誰のことだ?と思ったり。 中世ヨーロッパの何気ない街の様子や服装、職業なんかが書かれているのは、想像を刺激されていい。2016/12/20

matsu0310

1
☆☆☆渋いぞ代書人!時代モノのハードボイルド・ミステリで、なんか行動等はパターンな感じもするんだが、うまいこと時代色がのっかっていて、なかなか興味深い。同一主人公で3作は書いているそうだが「全部読んだろ」と思わせられた(が、図書館とかにナイやん(涙目))2010/03/22

takao

0
ふむ2025/04/14

顔人

0
中世のパリについて触れた作品に興味があり読んでみた。15世紀が中世かどうかは置いといて、当時の通貨や行政制度などに触れていたので興味深かった。 しかし話の大筋は普遍的なハードボイルドものであり、設定が15世紀だろうと18世紀だろうとあまり変わらないような気がした。 そして原文のせいなのか、訳のせいなのかはわからないが、微妙に読みづらい。本作が作家デビューとのことなので、文章の拙さからくるものではないかと感じてしまう。 しかし前述の通り、話自体は普遍的なものなので普通に楽しめる。 2021/05/09

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