出版社内容情報
ファシズムの時代、国外に亡命していた主人公は郷愁にたえきれず、故郷の村に戻ってくる。そこで彼は理想とはくいちがった社会の現実と向きあうことになる。現代イタリア小説の古典。
内容説明
ファシズムの時代、国外に亡命していた主人公は郷愁にたえきれず、故郷の村に戻ってくる。そこで彼は理想とはくいちがった社会の現実と向きあうことになる。現代イタリア小説の古典。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロピケ
3
これも、須賀さんのエッセイで知った本だったような。この間読んだ『家族の会話』とも繋がる内容でした。表面に浮かんでこない悲壮感がやはり漂っているような。それにしても、このラスト…。切った十字架はどうなったのか?まさか…とは思ったが、伏線がやはり有効だったのだ…。訳者あとがきで続編があることを知ったけれど、白水社に問い合わせもしたけれど、続編の刊行の予定は無いとのこと。がっかり。英訳で読むしかない。でも、そう思って買った本がすでに何冊も。でも、この本読めただけでも儲けものだったかな。あ〰でも、気になる。2011/06/25