「忘却」の文学史―ひとは何を忘れ、何を記憶してきたか

「忘却」の文学史―ひとは何を忘れ、何を記憶してきたか

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  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560046715
  • NDC分類 902
  • Cコード C0098

出版社内容情報

忘却術などありえない――エーコも断念したこのテーマに希代の碩学が、忘却とは、生とは何かを問いつつ、ホメロスからコンピュータに至る事例を実り豊かに探り、未踏の文学空間へと誘う。

内容説明

「かつて存在せず、理論的にもありえぬ学問分野を案出しよう」ウンベルト・エーコが提案し結局は断念したこの知的遊戯に、ロマンス学の碩学が満を持して応えた話題作。記憶とは、忘却とは何かを問いつつ、ホメロスからクンデラ、コンピュータに至る事例を実り豊かに探る。

目次

第1章 言葉のなかの忘却
第2章 人間も忘れれば神もまた忘れる
第3章 その性忘れやすき理性の機知
第4章 啓蒙思想と忘却
第5章 思い出すのも剣呑、忘れるのも剣呑
第6章 忘却の術から湧き出る新たな力
第7章 忘却の詩学
第8章 忘れる権利は誰にもある。だが忘却することで安寧が得られるか?
第9章 アウシュヴィッツ忘れまじ
第10章 コンピュータに蓄えた、すなわち忘れた!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いとう・しんご

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P.リクールの「記憶・歴史・忘却」で好意的な言及多数のため読んで見ました。リクールの大著を読む前の準備として目を通しておくと良いと思いましたし、西欧文学史としても、また、読書案内としても、ユニークな視点が興味深く、その意味でも、手に取って損のない1冊だと思います。2020/11/23

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