出版社内容情報
パリ在住のアメリカの人気作家が、恋人の画家のお洒落なイラストを添えて綴った楽しいパリ日記。オートクーチュールのデザイナーや有名作家、編集者らファッショナブルな人種から、魚屋さんや肉屋さん、アパルトマンの管理人まで、パリの町角に生きる人々の粋な暮らしが軽やかに描かれる。
内容説明
オートクチュールのデザイナー、作家、前衛詩人、編集者らの有名人から、街角の魚屋、肉屋、アパルトマンの管理人まで、パリっ子総出演。アメリカ最高のゲイ作家による小粋でお洒落なパリ日記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルナティック
3
イラストを描くパートナーとの共同作業。しかし、そのパートナーは死の病に・・・後書きにあるように、著者のパートナーに対するラブレターとも読める。日に日に死に向かっているパートナーの姿を見ながら、文章を書く作業は、辛かったなどという言葉では言い表せられないと思う。しかし本の中では、彼らは陽気に人生を楽しみ、明日が来るのを信じきっているカップル。しかし読者は、著者の哀しみを知っている。それが、この本を心に焼き付ける要因になっていると思う。愛犬と3人のシルエット。永遠のトリオ・・・泣きたい気持ちになりました・・・2014/11/21
uchiyama
0
奥付を見ると98年発行なので、約四半世紀ぶりの再読です。当時は、この本を読んで、パリに行きたい、ベルティヨンに行ってみたい、と思ったりした(そして、実際に行ってピスタチオアイスを食べたが、パリに住んでいるわけでもないのでそれだけ。いかにも観光特有に、特に感激もしなかった)ものでしたが、今読み返すと、ほとんど面白さは感じられず、スノッブさが鼻につくほどではないにしても、誇張されたユーモアのある描写、小粋さ、というものが、対象の真の魅力を引き出さないので、ぼんやり、ガイドブックを読むみたいな読書になりました。2022/09/20
Yukiko
0
よく意味が分かりませんでした。