出版社内容情報
本来のメルヒェンとは? グリム兄弟が書き替えていく過程で何が失われたのか。グリム童話の本源に迫るうえで欠くことのできない初版の、日本初の全訳。各話には書き替えの過程等がわかる注釈も付く。第2巻 「ねずの木の話」「いばら姫」「白雪姫」「青髭」「金の鳥」「千匹皮」「六羽の白鳥」「馬鹿のハンス」「王さまとライオン」「人殺し城」「ねずみの皮のお姫さま」など、46篇。
内容説明
グリム兄弟は何を書き替えたのか、オリジナルを読むことでわかるグリム童話の原風景。残酷な描写や性表現が充溢した「初版」を読まずして、グリム童話は語れない。「いばら姫」「白雪姫」「青髭」など46篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
10
グリム童話の初版の全四巻中の2を読む。どこかで聞いたことのある物語も多いが、初版を識別できるほど詳しくはない。一部に初版のみに掲載された物語があるが、これも解説されないとわからない。中には断片的になっているものもあり、実際初版はどのように発表されていたのか気にあるものもある。当時の時代背景がわからないと理解できないものもあるが、そういう意味で、初版にこだわらなくとも時代に合わせた物語の必要性も感じてします。いまさらだが、グリム童話はイソップと違い、風刺というか諭させるような部分が少ないような気もする。2015/09/23
歩月るな
9
残酷と言えば残酷らしく一巻より首が飛んだり切り刻まれたり血腥い話が多くなるけれども、お兄ちゃんをバラバラにして料理してやったときに涙が入って塩で味付ける必要が無くなりましただのと言ったユーモアも健在。殺しちゃってるけれども、これこそが生き生きしている物語なのだというわけで、逆にやけに説明口調だったりしていると余計に感じられたりするところもある。リア王的な話も多く中には本邦の落語『死神』ネタだったり他の地域の童話に近いものもあったり、初版だけに載っているペローの影響の残る話等も含め単純ではない物語集である。2018/05/11
ruruti
4
子供に寝る前に読んであげたら悪夢をみそう。でも現実ってとても厳しかったはずだから・・・日本の伝承物語や、わらべ歌も怖かったりするし・・・・2012/08/16
May
2
記録として。本来のグリム童話はみんなが知っている内容とは違うよってのが話題になってたから読んでみたはず。特段の感慨もなかったなぁ、違うんですか、そうですか、って感じだったなぁ。1997/08/02
ぴ
2
たまたま通りかかった図書館にふと入ってなんとなくこの本の前で立ち止まったから読んでみた。 もう少し覚悟が必要だったかもしれないし、待ち合わせまでの時間を消化するための本として選ぶべきじゃなかった。 立場がひっくり返った時、そこには正しさとか過去とかそういうものはもうないんだなあ。 この容赦ない感じはもっと知るべきなのかもしれない。ちょっと苦しくなるけれど。2021/04/04
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