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出版社内容情報
人はいかに死ぬべきか? あらゆる人にとって切実なこの問いに対する答えが本書の中にある。著者はパリで末期患者の心のケアにあたる女性心理学者。がんやエイズによって死を迎える患者たちと交わした対話は、読者に勇気と感銘を与え、本書は全欧でベストセラーとなった。
内容説明
心のケアを通して死を間近にした人たちは、生の奥深さを経験する。ターミナルケアにたずさわり、ミッテラン前大統領の死の直前まで心の相談相手となった女性心理学者による感動の手記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がっちゃん
5
緩和ケア病棟では病気のケアではなく人間のケアを行っている。心と体に寄り添い最期まで支えている。死ぬことを知っているが死ぬことがわかるときはこない。遠ざけることなく隠すことなくこれからくる死と向き合える人でありたいと思う。図書館本。是非手もとに置いておきたいが絶版なのだろうか…。2019/10/12
Mint214
1
再読 身近な人の最期を看取る機会はそんなには多くない。それはとても親密な時間を過ごすことで、著者は「そんな機会に恵まれた人」という表現をしている。 この本に出てくる人それぞれに寄り添い、自分の無力さを受け入れできることをやり続ける。とてもやさしさに包まれた空間を共有した感じになった。2024/05/04