出版社内容情報
厳格な母親と頼りない父親、管理と偽善が横行する学校を吹き飛ばせ! わたしは赤が好き。わたしは赤い夢を見る。夢や記憶をたどりながら、自分を発見するために『嵐が丘』へと旅立つ……。『血みどろ臓物ハイスクール』のポスト・パンク作家が世界に股を開いた、迸る出血ヒーリング小説。
内容説明
厳格な母親と頼りない父親、管理と偽善が横行する学校を吹き飛ばせ。わたしは赤が好き。わたしは赤い夢を見る。夢や記憶をたどりながら、自分を発見するために『嵐が丘』へと旅立つ…。『血みどろ臓物ハイスクール』のポスト・パンク作家が世界に股を開いた、迸る出血ヒーリング小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムキム
3
肉体が女性であるとはっきり分かる、未知の世界に入って感じた恐怖や絶望を、自分も一晩くらい置いてからそれらを思い返して反芻しては、出てきた怒りの煮こごりみたいな言葉を頭の中で「そうだこれこれぇ!」と肉体の痛みに一歩でも近づいてるような気持ちよさを感じながら独り言してる、そしてその単発的に吐いたイメージの意味は破壊的で、決してわからないけど、今回も彼女から肩を回されるようにして分からないことの共有を受け、ああ自分も強く自分を持っていたい、これからも自分だけのものを持っていたいと思えたからよかった。2020/01/13
Gaku Kobayashi
2
絶対に人には勧められない(特に女子には)けど、こういうの好きな女子がいたら(もちろん男子でも)テンション上がる。2013/06/13
てまり
0
3ページめくらいで「ハァ?」となってあとは流し読み。なんぼわけのわからない言葉の奔流にせよ、もうちょっと助走が欲しかったですね。特に宗教関係が出てくると「ハァ?」になっちゃうんですよね私は。肉体を描くにせよ俯瞰視点から始まるのが好みではなかった。2024/03/08