出版社内容情報
作家ボウルズはまたすぐれた「旅行家」であった。モロッコ音楽の妙なる美しさ、サハラ砂漠の静寂の魅惑までを語った「孤独の洗礼」は、辛辣なユーモアと乾いた詩情あふれるトラベルエッセイの逸品。さまざまなスタイルが採用されている才気に満ちた詩集から30篇を選りすぐった「無の近傍」。
内容説明
作家ボウルズはまたすぐれた「旅行家」でもあった。モロッコ音楽の妙なる美しさ、サハラ砂漠の静寂の魅惑からスリランカの孤独までを語った「孤独の洗礼」は、辛辣なユーモアと乾いた詩情あふれるトラベルエッセイの逸品。「無の近傍」は、一作ごとに異なった作風が実験的に採用されている詩集。自動筆記色の濃いものから後期の自伝的雰囲気を備えた作品まで、30編を選りすぐった。
目次
孤独の洗礼(筌とプライヴェートな用向き;小アフリカ;ナガコイルで投函した手紙;イスラム教徒になりすぎてもいけない;リフ、音楽に;孤独の洗礼;鸚鵡はみんなものを言う;タセムシットへの道)
無の近傍